当時は、宿題を忘れただけで体罰を受けたこともあったし、いじめのようなことをされて先生に相談しても、「男の子なんだから強くなれ」でおしまい。給食を残すことは許されないため、嫌いなしいたけなどは、吐きそうになりながら私は飲み込んでいたが、嫌いな食べ物が多い子は、午後の授業がはじまるまで給食を下げることを許されない、ということも珍しくなかった。
また、私は小児ぜんそくをかかえていたので、冬場の体育で走ったりすると発作を起こしがちだったが、相談しても一切配慮されず、発作を起こし、呼吸が止まりそうになりながら走っていた。当時も、その昔にくらべると教師の威厳が失われ、児童生徒の友達みたいになってしまったと指摘されていたのだが、それでも教師たちは児童生徒を、怒鳴ったり、時に体罰を加えたりすることもふくめ、いまにくらべるとはるかに厳しく導いていた。
私が小中学校で日常的に受けていた指導には、いまならパワハラやモラハラとされるものも多いと思う。現在は、一部の部活動などでパワハラ指導が問題化することはあるが、子供たちを肉体的、精神的に追い詰めるような指導は避けるべきだという意識は、学校現場に周知されている。
それはいいのだが、子供が少しでも「厳しい」と感じる指導は、すぐに「パワハラだ」「モラハラだ」と指摘されてしまうので、しばらく前から小中学校で、厳しい指導がまったくできないと、よく聞かされる。
「教室での大きな声や音に耐えられない子供が以前より増えている、と指摘されているのは知っているし、たしかにそう感じます。でも、大声で騒ぐような子供を厳しく指導することができなくなっていて、そういう環境が嫌いな子供にとっては、教室の環境は悪くなっていると思います。また、私たち教諭は、子供の意思をできるだけ尊重するように指導されているので、なにかが嫌だという子に、無理にさせることがしにくい。嫌なことにも耐えるように、という指導ができないのです」
どうしても耐えがたいことに、耐えるように指導する必要はない。しいたけが嫌いな子に無理に食べさせても、ますます嫌いになるだけだろう。でも、やらなければならないことはあるし、耐えて乗り越えなければならないこともある。自分で自分を律する方法をまだ知らない子供に律し方を教えるのは、教育の責務であるはずだが、いまの教育はそれを避けている。その姿勢では、子供は学校で少しでも嫌なことにぶつかれば、すぐに通いたくなくなるのではないだろうか。
詳しくはこちら(抜粋)
https://news.yahoo.co.jp/articles/9be0da631d2384d838f1ed83c399240306dcead7?page=1
引用元: ・少子化なのに「不登校」激増の異常事態 「無理して通わなくていい」は正しいのか
ポンコツは中出しするな
義務教育受けたはずの人間がトー横だの闇バイトだの意味ある?
七転八倒になるのにね
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