引用元: ・中国で相次ぐ無差別襲撃は「中国社会への報復」か 車暴走事件で議論再燃 [662593167]
中国南部・広東省珠海で35人が死亡した車の暴走事件を受けて、中国ではまたしても、公の場での無差別襲撃事件が話題になっている。そして、同じような事件が近ごろ頻発していることを多くの人が気にする一方で、当局は事件に関する議論を検閲し続けている。これは果たして、「社会への報復」攻撃という現象なのか――。ソーシャルメディア上で、多くの人がこのことを議論している。「社会への報復」とはつまり、個人的な不満を抱える人が赤の他人を攻撃することで恨みを晴らそうとする行動で、最近相次ぐ無差別襲撃事件はそれが原因なのかと。
警察によると、11日夜に珠海で体育施設で多くの利用者を次々と車ではねていった男は、元妻との離婚調停をめぐる不満から事件を起こしたとみられている。
中国の公共の場で起きた暴力行為として、今回の事件はこの数十年間で最悪の事態だという。しかし中国ではここ数カ月、襲撃事件が相次いでいる。10月には上海の小売店ウォルマートで刃物を持った人物が買い物客らを襲い、死傷者が出た。同月末には北京の小学校の近くでも刺傷事件が起きた。
珠海での事件を国民の多くが強く非難する中、習近平国家主席は犯人に「厳罰」を科すと誓った。車を運転していた62歳の男は逮捕されたものの、警察によると、自分で負ったけがのため昏睡状態になっている。
■深刻な社会問題の兆候か中国のソーシャルメディアでは多くの人が、犯人の行動にショックを受けたと書いている。また、この事件は、いっそう深刻な社会問題の症状なのではないかと尋ねる声も出ている。
中国のソーシャルメディア「微博」(ウェイボー)で拡散された投稿には、こう書かれていた。「自分の家庭がうまくいっていないから、社会に報復するなんて。罪のない大勢の人の命を奪っておいて、どうやって心が安らぐというのか」。
メッセージアプリ「微信(ウィーチャット)」のユーザーの1人は、「働けるのか不安な人が大勢いて、生きていくだけでも大変だという人が大勢いるなら(中略)社会に問題や敵意や恐怖があふれるのは、当然のことだ」と書いた。
別のユーザーは、「これほどたくさんの弱者への無差別(攻撃)を助長してきた、根深い社会的(要因)を検証すべきだ」と書いた。この投稿は広く共有された。
中国では今年に入ってから、複数の襲撃事件が報告されている。その中には、2月に山東省で起きた刃物と銃による無差別殺傷事件も含まれる。この事件では少なくとも21人が殺害された。
10月には北京の有名小学校近くで刃物による襲撃事件があり、5人が負傷した。9月末には、上海のウォルマートで3人が死亡、複数が負傷する事件が起きた。
中国で黄色いバンダナを売ったら儲かるんじゃね???
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