https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/13695412024年11月13日 5:00
岸本鉄平, 阪口彩子
三条大橋西詰の鴨川河川敷(京都市中京区)に設置されている災害情報発信用デジタル看板が故障し、使用できなくなるトラブルが続発している。6月の梅雨時期に続き、今月2日の大雨で鴨川が増水した時も故障して役に立たなかった。地元住民も「何のために設置したのか」「公金の無駄遣いでは?」とあきれ顔だ。
デジタル看板は、鴨川の水位が上昇した際に住民や観光客が河川敷に近づかないよう注意喚起する目的で、府が昨年6月に約1千万円をかけて設置した。約1・5キロ上流の荒神橋で水位が80センチを超えると日本語や中国語など4カ国語で「河川敷から離れて!」とのメッセージが自動表示される仕組みで、雨が多くなる出水期での運用を想定していた。
ところがデジタル看板を設置して以降、荒神橋の水位が基準値を超えてもメッセージが表示されない原因不明のトラブルが続発。今年6月の梅雨時期には看板の不具合が見つかり一時撤去を余儀なくされたほか、今月2日の大雨時も荒神橋の水位が80センチをオーバーしたのに看板はまたもや作動しなかった。
府京都土木事務所によると、水位上昇時にデジタル看板がまともに動いたのは昨年8月15日と今年8月27日の2回のみ。逆に機器トラブルによって増水時に稼働しなかっ…
あわせて読みたい
京都・三条大橋のお地蔵様は投棄された物と同じ? 京都府の「撤去して」掲示物が物議
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/925974
京都・三条大橋にデジタル看板「風情が台無しだ」 行政同士、異例の景観バトル
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/927347
引用元: ・京都・三条大橋の「災害デジタル看板」またもや故障 鴨川増水時にトラブル連発… [少考さん★]
コメント