米大統領選 “民主党の地盤”でハリス氏支持固め切れず なぜ?

引用元: ・カマラ・ハリス 頼みの黒人にもそっぽを向かれてしまう [725951203]
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米大統領選 “民主党の地盤”でハリス氏支持固め切れず なぜ?アメリカ大統領選挙は今月5日に投票日を迎えます。民主党のハリス副大統領、共和党のトランプ前大統領の支持率がきっ抗し、大接戦のまま投票日を迎える様相です。
7つの激戦州に注目が集まりますが、このうち伝統的に民主党の地盤とされる3つの州でハリス氏が支持を固め切れていません。背景に何があるのでしょうか。
民主党の地盤「ブルー・ウォール=青い壁」に異変
全体の勝敗を左右するとされる7つの激戦州のうち、東部のペンシルベニア州、中西部のミシガン州、ウィスコンシン州の3つの州は「ブルー・ウォール=青い壁」と呼ばれ、伝統的に民主党の地盤とされてきました。
ハリス氏にとってはこの3州で1つでも落とすと、勝利の中国リオが狭まりますが、ペンシルベニア州でトランプ氏にリードを許すなど支持を固め切れていません。
背景には何があるのか。
取材を進めると「人種」の壁が少なからぬ影響を与えていることが見えてきました。
ハリス氏が支持を伸ばし切れていない要因の1つが、黒人有権者からの支持の弱さです。
有力紙、ニューヨーク・タイムズとシエナ大学がことし9月末から先月はじめにかけて全米を対象に行った世論調査によりますと、黒人有権者の間の支持率はハリス氏が78%、トランプ氏は15%でした。
ハリス氏の支持率は4年前の大統領選挙のときのバイデン氏より12ポイント低く、逆にトランプ氏は6ポイント支持を伸ばしたと見られています。
男性に限ってみると、ハリス氏の支持率は70%まで落ち込み、反対にトランプ氏は20%まで伸ばしています。
ウィスコンシン州は「ラストベルト=さびた帯」と呼ばれるかつて重工業が栄えた地域の西のはじに位置します。
2016年の大統領選挙では、事前の世論調査でトランプ氏をリードしていた民主党のヒラリー・クリントン氏がこの州を落とし、トランプ氏の当選を決定づけることとなったことでも知られます。
州全体の人口はおよそ590万で、黒人の割合はおよそ7%です。
このうち、最大都市ミルウォーキーは、人口の40%近くにあたる22万人が黒人です。
過去2回の大統領選挙がおよそ2万票差で決着したことを見れば、黒人有権者の動向が勝敗を左右する可能性があります。【略】
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(続く)
(続き)
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ミルウォーキーにあるマーケット大学の教授で、世論調査の権威として知られるチャールズ・フランクリン氏はNHKのインタビューに対し、黒人有権者の動向について「ウィスコンシン州全体では、黒人のハリス氏の支持率は82%、トランプ氏は18%だが、これはトランプ氏にとって並外れて高い数字だと言える。理由の1つは黒人男性があまりハリス氏の支えとなっていないことがある」と指摘しました。そして黒人男性のハリス氏への支持が広がっていない理由については「バイデン大統領の働きぶりに対する支持率がかなり低く、人々が、自分をとりまく経済状況が4年前より悪化していると感じていることがある。さらに、トランプ氏が明確に男性、それもマイノリティーの男性に対してみずからをアピールしているというジェンダーの要素もある」と分析しました。
そのうえでフランクリン氏は、黒人有権者の動向がウィスコンシン州での勝敗に与える影響について「小さなグループだが、通常の選挙では民主党への支持率が非常に高いことを考える必要がある。結果に重要な影響を与えうると思う」と述べ、僅差の戦いとなった場合、結果を左右する可能性があると指摘しました。
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詐欺師と変わらず
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