https://news.yahoo.co.jp/articles/2e1bd46de9b3d474a42d3e9ba8ada19bd94fc20f
引用元: ・TikTokの運営会社、中国経済不振による広告事業の伸び鈍化で業績に打撃 米国で利用禁止の影響も [662593167]
TikTokを運営する中国テック大手のバイトダンス(字節跳動)が今、厳しい状況に置かれている。同社関係者によると、2024年1-9月期に売上高の伸びが大きく鈍化し、利益率も低下傾向に転じているという。
バイトダンスは今、収入の主力であった国内広告の失速、地政学的影響によるTikTokの収益の減少、大規模言語モデル(LLM)分野に対する巨額の先行投資、という3つの課題に直面している。
このうち国内の広告収入はバイトダンスの業績を支える主力事業だった。しかし中国のビジネスメディア晚点(LatePost)によると、2024年に入ってからバイトダンスの中国における四半期ごとの広告収入は、伸び率が前年同期比で約40%から17%以下にまで落ち込み、4-6月期、7-9月期とも目標に届かなかった。主な原因は、中国版TikTok「抖音(Douyin)」の電子商取引(EC)事業「抖音電商(Douyin EC)」の成長に明らかに陰りが見えてきたからだ。
世界市場では、TikTokを活用したビジネスの将来性が一貫してバイトダンスの評価額を引き上げる原動力だった。しかし2024年1-9月期にはTikTokの世界の売上高は予想に届かなかった。なかでも高い期待を寄せられていたEC事業、抖音電商の流通取引総額(GMV)は数カ月連続で予想を下回り、中国で大人気のライブコマースも欧米諸国では広まる気配がない。
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