時には聞いているのがつらくなるほどの法廷が突きつけたのは、性暴力が及ぼす被害の残酷さだ。子供に残す傷はあまりにも大きい。
事件は、去年11月、小学校の通学路で起きた。
判決によると、午前8時40分頃、福岡県宗像市の無職・八並孝徳被告(20)は福岡県内の路上で、1人で登校していた女子児童(当時12)の口をふさぎ、性的な暴行を加えた。
女子児童の供述調書「後をつけられて、怖くなって逃げたら、口を押さえられた。大声を出したら『包丁で殺す』と言われ、下着を全部脱がされた。途中でバスが通って中断し、『(学校の)裏門に行こう』と言われた。言うことを聞かないと殺されると思った」
検察側によると、被害を受けた女子児童の父親は「娘は昼でも夜でも1人になることができなくなった。男性に恐怖心を持つようになり、父親の私とでも2人きりになれない。(被告が)刑務所に行っても、娘の傷が癒えることはない。絶対に許せない」と話しているという。
今年2月、福岡地裁で開かれた初公判で、八並被告は不同意性交等の罪について「間違いありません」と起訴内容を認め、弁護側も争わない姿勢を示した。
八並被告の供述調書「仕事を辞めて自暴自棄になり、誰かを傷つけたいと思うようになった。殴る蹴るより一生傷が残りやすいように性行為をした」
5月31日に行われた被告人質問。うつむきながら入廷した八並被告は、質問に対し、何度も口ごもりながら答えた。
八並被告は、女子児童に性的暴行を加えた事件の約2か月前にも、女性を襲っている。
去年10月2日、福岡市東区千早の路上で、通行中の女性(当時49)を押し倒し、全治10日間のけがをさせたとして、傷害の罪にも問われた。
福岡地裁は7月19日、不同意性交等事件、傷害事件をともに認定した。
今泉裕登裁判長は、傷害事件について「通り魔的に犯行に及んでおり、暴行態様はそれなりに危険で被害女性に与えた傷害結果や精神的苦痛は軽くない」と指摘。
不同意性交等事件については、
・「年少の被害女児の人格を踏みにじる、卑劣で悪質なもの」
・「被害女児は多大な恐怖や苦痛を味わい学校や日常の生活にも支障を来している」
・「性的欲求を満たすための犯行であることが明らかであるのにそのような目的がなかったことに強くこだわっていることからすると、自身の問題点に真摯に向き合っているとは言い難い」
などとした。
一方で、「若年で前科前歴が全くなく、不同意性交等の犯行については罪を認めて、被害女児に対する謝罪の言葉を述べている」「社会復帰後は性障害専門医療センターで性犯罪治療プログラムを受けることが予定されている」などとして、八並被告に懲役6年6か月の判決を言い渡した。(求刑:懲役7年6か月)
詳しくはこちら(抜粋)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1322787?display=1
引用元: ・【裁判】「一生傷が残りやすいように性行為をした」」12歳女子児童に性的暴行加えた20歳の男 懲役6年6か月の判決
まさかのたった6年
ふざけんな
みんな死刑と言いませんでしたか?
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