タイ人については、「隣の村の人のような感じで、親しみやすく、観光客に対してはまるで長年会っていなかった友人と接するような態度で接する。気さくな一方で他人のパーソナルな部分には決して踏み込まない。多くの人が純朴で誠実。私の運が良かったのかもしれないが、タイでだまされたことはまだ一度もない」と、マレーシア人については、「最初はあまり親切ではないという印象だったが、その後、問題があって助けが必要になった時、例えば、買い物や手続き、道を聞く時など、彼らはとても親切にしてくれ、遠回りになっても目的地まで送ってくれたりした。しかも、マレーシアには中国系の人も多く、おいしい店を教えてくれるなど、親切にしてくれるので好印象だ」と評した。
中国国内については、「ほとんどの地域はとても良くて、人はみんな親切な印象がある。国内に住んでいた時は雲南省やチベット自治区に旅行に出かけたが、出会う人のほとんどは温かく優しくて、生きていくための努力はしているが、他人に対して友好的だった。自分の利益のために相手をだますことはなかった」とした上で、最後に「この世界のほとんどの人はいい人で、人と人とのつながりが幸福の花火を生み出すことを信じている」と結んだ。
この投稿に、コメント欄では日本の「境界感」に対するコメントが多く寄せられ、あるネットユーザーは「境界感が強い人にとって東京はとても快適。東京の学校の同じゼミの日本人の女の子とは学校では仲良しだったけど、外では、例えば電車などで会っても、完全に同じ位置にならない限りあいさつすることもなかった。私はこういうのが好き。帰国してからバスの中のだいぶ離れたところに乗っていた同僚に大声で呼ばれた時は、驚いて死ぬかと思った」と書き込み、最も多くの共感(いいね)を集めた。
また、「あまり親しくない人と会話したくないから、音楽を流してなくても常にイヤホンをつけてる。電車を待ってる時も、乗ってる時も、スマホに集中して顔は上げない。他人と目が合うのが嫌だから。私にあいさつする声が聞こえても、聞こえないふりをする。私がイヤホンしているのを見たら、たいていはあきらめてくれる」「私も一番嫌なのが、外で食事している時に知人と出くわすこと。声をかけないと失礼かなと思うけど、声をかけると気まずい」などの声も寄せられ、中国にも他者とのコミュニケーションが苦手な人が少なくないことをうかがわせた。
このほか、「だから日本は超快適なんだよ」「私は日本の『冷たさ』が本当に好き」「日本ではまだ嫌な気分になること(差別など)には遭ったことはない。関西は確かに東京に比べると自由な感じだけど、こういう距離感は好き。私も境界感が強い人間だから」「日本は関西と東京に行ったことがある。表面的な礼儀と言われるが、私はそういう感じが好き。でも、助けが必要な時はみんな手を差し伸べてくれるよ」といったコメントも寄せられていた。(翻訳・編集/北田)
引用元: ・中国人女性がつづった日本の印象に反響=中国ネット「私は日本の『冷たさ』が本当に好き」[10/18] [昆虫図鑑★]
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