その存在とは、アメリカ発の動画配信サービス『Netflix』。テレビ局は今、このサービスに次々に優秀な人材を引き抜かれている。
9月30日には、映像ディレクターの大根仁氏がNetflixと5年間の独占契約を締結したと発表した。
大根氏といえば、Netflixで大ヒットしたドラマ『地面師たち』を手掛けたことが記憶に新しいが、『モテキ』や『バクマン。』など映画界で作品を量産しているイメージもある。
しかし2022年にはフジテレビ系連続ドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』でギャラクシー賞大賞を受賞。『エルピス』放送時には、“地上波でこのレベルの作品が見られるとは!”と話題になった。
地上波ドラマに多大な貢献をしてきただけに、この引き抜きはテレビにとって大きなダメージだ。
「数年前まではYouTubeとテレビを比べる声が多く、いつかテレビはYouTubeに取って代わられるとまで言われていましたが、局員たちはさほど脅威に感じていませんでした。というのも、現状を見ての通り、YouTubeはテレビの下位互換のような存在。
YouTubeで結果を残した人がテレビにも呼ばれるという構造になっていますよね。製作費だって、いくら『テレビはお金がなくなった』と言われていようと、YouTubeとは比べものにならないほど大きいです。
しかし、NetflixやAmazonは逆にテレビの上位互換のような存在になっています。それこそ製作費はテレビと雲泥の差ですし、テレビで結果を残した人がNetflixにいける構造になっているのです」(同・関係者)
いまや、地上波のテレビ局が日本のプロ野球で、NetflixやAmazonなどの外資系の企業がメジャーリーグともいえる状況だ。
9月19日よりNetflixで配信されて大ヒット中のドラマ『極悪女王』を手掛けた鈴木おさむ氏は、Netflixの脚本料は地上波の5倍ほどだった明かしている。一般的に、地上波の1時間枠のドラマの脚本料は50~60万円ほど。
となると、鈴木氏は1話あたり推定300万円以上を手にしたことになる。まさに、プロ野球とメジャーリーグの年俸の差のような話だ。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/4c77d1e21efc412d1c9306a722bd78a9175fe0f7?page=2
引用元: ・「正直、Netflixに引き抜かれたい」テレビ局員の本音が爆発…プロ野球とメジャーリーグと同じ構図がテレビ業界にも
それだけの実力があるのならな
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