【シャングリラ・フロンティア】『シャンフロ』単行本1巻を異例の無料配布 早稲田の学生が1500冊配る!2巻以降の購買に注力の狙い

　週刊少年マガジンで連載中の人気漫画『シャングリラ・フロンティア』（シャンフロ）のコミックス第1巻1500冊配布イベントが、紀伊國屋書店 新宿本店にて実施された。書店に置かれている2～3話ほどを試し読みできる小冊子ではなく、コミックス1巻の収録内容を丸ごと1冊にまとめたコミックスを配布するという異例の試みに、講談社の担当者は「アニメで認知度が上がったこのタイミングに1巻を配布することで、より漫画の購買につなげたいからです」と企画の狙いを説明した。

　同作は、世に言う「ゲー」を愛好する変わった趣味のゲーマー・陽務楽郎が、プレイヤー数3000万人を誇る神ゲー『シャングリラ・フロンティア』に挑戦するという物語。原作漫画が現在、『週刊少年マガジン』にて連載中で、読者アンケート史上初となる四冠を達成する人気作品で、コミックス累計1000万部を突破。テレビアニメ第2期が10月13日より放送される。

　今回のコミックス1巻を無料配布する異例の企画に担当者は「試し読み冊子ではなく、1巻を無料配布するのは異例です。昨今はSNSの宣伝がメインになりつつあり、どうしても本編を読んでからじゃないと購買に繋がらない。本作についてはすでに漫画も売れていますが、アニメで認知度が上がったこのタイミングに1巻を配布することで、より漫画の購買につなげたいからです」と伝えた。

　また、街中で配布していたのは、ボディービル活動をしている早稲田大学の早稲田バーベルクラブのメンバーの人たちで、筋肉ムキムキな青年たちが『シャンフロ』を宣伝。なぜ彼らを起用したか質問すると、「ゲーム好きでインドアな担当編集が社会人になって健康に目覚め、体作りを意識するようになりました。ボディビルダーの情報を見ているうちにすっかりハマり、担当編集者の母校である早稲田大学のバーベル倶楽部にお声かけする流れになりました」と経緯を説明した。