河村氏は1993年から5期連続で旧民主党などで衆院議員を務め、国会議員時代から「総理を狙う男」と公言。2009年、市民税10%減税や市議報酬半減などを掲げ、市長選に初当選。1期目途中の11年、市議会リコールにより辞職し、出直し市長選で再選された。現在4期目だが、市長選の当選回数は5回。
石破氏の発言で決意
「総理を狙う男アゲイン」。市役所で記者会見に臨んだ河村氏は、独特の河村節で決意を語った。衆院選への出馬を決めたのはここ数日といい、9月27日に自民党の新総裁に選出された石破茂氏が早い時期の解散総選挙を明言したことに触れ、「(決断した理由として)大きかった」と述べた。
市長在任期間を振り返り「130%やりきった」と強調し、減税などに取り組んだ実績をアピール。「日本一給料の安い市長として、みなさんにお返ししてきた」「税金を払っている人が苦労して、税金で食っている人が楽をしている社会を変えないといけない。名古屋でやってきたことを全国に広めたい」と語った。
広沢氏を後継指名(略)
ダブル選の可能性は?(略)
大村知事「無責任極まりない」
「無責任極まりない」と河村たかし市長を難する大村秀章知事=愛知県庁で2024年10月1日午前10時51分、荒川基従撮影
河村氏の決断を、関係者はどう受け止めたのか。
次期市長選への立候補を表明している参院議員の大塚耕平氏(64)=無所属、愛知選挙区=は「意外感はなかったが、このタイミングでの出馬は驚きだった」と語った。
愛知県の大村秀章知事は1日の定例会見で、市議会で補正予算案などが審議中であることに触れ「議会の最中に辞表を出すのは無責任極まりない」と痛烈に批判。河村氏が支援した大村氏の解職請求(リコール)運動で署名が偽造された点についても「説明責任を果たしていない」と話した。
一方、河村氏の衆院議員時代を知る旧民主党の関係者は「寝耳に水で、一体何が起こったのか。ただ、間違いなく選挙は強い。選挙区での自民や立憲の票も取っていってしまうだろう」と警戒を強めた。
毎日新聞 2024/10/1 21:54(最終更新 10/1 21:55)
https://mainichi.jp/articles/20241001/k00/00m/010/381000c
引用元: ・「寝耳に水」 衆院選出馬表明の河村たかし名古屋市長に、驚きと批判 [蚤の市★]
コメント