https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20240930/2010021063.html
09月30日 18時17分
行政が同性カップルを「結婚に相当する関係」とみなす「パートナーシップ宣誓制度」を行ったパートナーの間で 生体腎移植を実施したことを、京都大学病院が明らかにしました。
病院では、性的少数者であるために移植医療を諦めていた患者にとって、有益な前例となる可能性があるとしています。
京都大学医学部附属病院は、30日、京都市で会見を開き、ことし5月、京都市在住の慢性腎不全の女性が、同性のパートナーから腎臓の提供を受け、移植手術を行ったことを明らかにしました。
病院によりますと、移植を受けた女性は順調に回復し、提供した同性のパートナーも問題なく日常生活が送れているということです。
「パートナーシップ宣誓制度」に基づいて同性のパートナー間での生体腎移植が行われたのは、京都大学病院では初めてだということです。
この制度は、法的に婚姻関係を認めたものとは異なりますが、同性カップルを「結婚に相当する関係」とみなして証明書などを交付する制度で、導入する自治体が増えています。
日本移植学会の倫理指針では、臓器移植は生体から移植する際、臓器の提供者は原則 親族に限定されるとしています。
病院は今回、「パートナーシップ宣誓制度」で宣誓し、4年にわたって同居していることなどから、病院内の倫理委員会と日本移植学会の倫理委員会に申請し、承認を得たということです。
会見した京都大学医学部附属病院泌尿器科の小林恭 教授は「臓器提供者の意思を厳重に確認する必要があったが、性的少数者であるために移植医療を諦めていた患者にとって、有益な前例となる可能性がある」と話しています。
【移植を行った同性カップルは】
今回、移植を行った同性カップルはコメントを発表しました。
(略)
※全文はソースで。
引用元: ・京大病院 同性パートナー間で生体腎移植を実施 公表 [少考さん★]
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