撮影者が英語で「ここは日本です。電車内で通話してはいけません」と声をかけると、女性は手で「OK」マークを作り承諾の意思を示した。女性は言葉を発することはなかったがその後も電話を耳に当て続けていたため、撮影者はやや汚い言葉(英語)で再度注意。女性は「OK、OK、分かった」などと言いながらその場を去った。
日本のSNS上では女性が発した日本語のイントネーションから女性が中国人であると推測され批判の声が上がっているが、同ブロガーは「中国人だとの証拠は何もない」と主張し、「この動画は捏造(ねつぞう)であり差別であると、在日中国人たちの怒りを引き起こした。これには長年中国に不満を抱いてきた“精日(精神日本人。自分のことを精神的には日本人だと考える人々。日本好き)”たちも含まれている」と紹介している。
中国のネットユーザーからは「“精日”もついに目が覚めたか」「偽善にもほどがある。日本の電車内で通話している日本人は山ほどいる」「(女性は)通話じゃなくて音声メッセージを聞いているだけかもしれないだろう」「そもそも中国人だという証拠は?」「いったいどっちがヘイトを行っているんだか」「日本は一貫して中国に対する憎悪教育を行っている」「日本の電車内では通話はしてはいけないが痴漢は横行」といった声が上がった。
一方、香港フェニックステレビ駐東京首席記者の李淼(リー・ミャオ)氏は別の角度からこの問題に言及している。李氏は自身のSNSアカウントで「実は日本の電車内で通話をしてはいけないということは、日本国内でも議論を呼んでいる」と指摘。過去に日本維新の会の議員が国会で「(電車内で)普通の会話は問題ないとされている。小声で短時間の通話であれば(電話であっても)いいのではないか」との意見を述べたことを紹介。また、日本人の利用者からも「数十秒程度ならいい」「今電車の中だから後でかけ直すといった短い会話なら許容できる」などの声が出たことを説明した。
その上で、「日本の電車内ではルールが多く、以前は優先席付近では携帯電話の電源を切らないといけないことになっていたが、最近では混雑時に限定された」としたほか、東急電鉄がかつて「奇数号車はマナーモード、偶数号車は電源オフ」という独自のルールを定めていたことも例示した。
李氏はまた、「日本の電車内で通話が許されないことは合理的だと思いますか?」とのネットアンケートを行っており、半日ほどで約900人が回答。「合理的」は176票、「非合理的」が516票、「緊急時に短い通話は認められるべき」が213票となっている。
ネットユーザーからは「飛行機で利用制限するのは安全上の理由だから分かるが電車は意味が分からない」「日本人は抑圧されすぎている」「日本の電車内では大きな声でおしゃべりしている人もいる。それに比べれば小声で通話する方がずっとマシだろう」「どっちにしても私は外国人だから知らぬふりをする」といった声が上がった。
一方で、「私はこれは良いことだと思う」「日本人でも守っていない人もいるが、ほとんどは『後でかけ直す』と言って切っている。大声で話されるのは確かにうっとうしく、特に静かな車内では余計に目立つ」「私は静かな雰囲気が好き。(中国)国内の電車のように大声で通話したり、おしゃべりしたりしているのはイラつく」「私ももろ手を挙げて通話禁止に賛成。ただ緊急時は認められるべきだと思う」とのコメントも少なくなかった。(翻訳・編集/北田)
Record China 2024年9月24日(火) 22時0分
https://www.recordchina.co.jp/b940988-s25-c30-d0052.html
引用元: ・日本の電車内で撮影された映像が物議=中国ネット「中国人だという証拠は?」「日本人だって…」[9/25] [ばーど★]
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