【岩手】盛岡少年刑務所で贈収賄の疑い　刑務官と受刑者を逮捕　母親に宛てた容疑者の手紙を独自入手

収賄の疑いで逮捕されたのは、盛岡少年刑務所の刑務官・坂本孝誠容疑者（２７）、贈賄の疑いで逮捕されたのは、盛岡少年刑務所の受刑者・平田将容疑者（３０）です。

警察によりますと、坂本容疑者は２０２３年１１月ごろから２０２４年１月ごろまでの間、盛岡少年刑務所の中で平田容疑者に対し、雑誌やアルコール類など法令で持ち込みが禁じられている物を差し入れ、その見返りに平田容疑者から現金十数万円を受け取った疑いが持たれています。

警察は捜査に支障があるとして２人の認否を明らかにしていません。
警察が事件のいきさつを詳しく調べています。

閉ざされた刑務所の中で起きた今回の事件。
平田容疑者は受刑者でありながら、どのようにして金を手に入れていたのでしょうか。

岩手めんこいテレビは、平田容疑者が２０２３年１０月に母親に宛てた手紙を独自に入手。

４枚にわたる手紙の最後の文面で、今回逮捕された刑務官と同じ名前の「サカモトコウセイ」名義の口座に現金１０万円を振り込むよう求めています。

平田容疑者の母親は不自然に思いながらも翌月に１０万円を振り込んだといいます。

また、母親は後日、盛岡少年刑務所で平田容疑者と面会をした際、「坂本容疑者に弱みを握られて金を渡すよう脅されていた」と涙ながらに話されたといいます。

盛岡少年刑務所などによりますと、平田容疑者は収容されてから一度も問題を起こしていないいわゆる「模範囚」でしたが、この事件をきっかけに母親と手紙のやり取りや面会ができなくなったということです。

職員の逮捕を受け盛岡少年刑務所の大竹聡所長は「重く受け止めている。事実関係が明らかになった段階で厳正に対処していく」とコメントしています。

2024年9月18日 水曜 午後6:32 岩手めんこいテレビ
https://www.fnn.jp/articles/-/760617

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