確かに失礼なのは間違いない。だが、「失礼であること」と「的を射ていること」とは、また別の話で……。
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「あれには衝撃を受けました」と、ある政治部デスクが振り返るのは、14日に東京・内幸町の日本記者クラブで開かれた総裁選候補者たちによる公開討論会での小泉氏の発言だ。上川陽子外相から、「来年のカナダのG7で総理としてどのようなメッセージを発信するのか」と聞かれ、「カナダの首相はトルドー首相です。トルドー首相は就任した年は43歳です。私は今、43歳です。この43歳総理就任というトップ同士が胸襟を開き(中略)総理就任同い年のトルドー首相と共にG7の連携がさらに深まる、そんなサミットにしていくことをお約束します」
トルドー首相と首相就任時の年齢が同じ、という話をなぜか繰り返したのだ。
「そもそもトルドーさんは就任時が43歳なだけで現在は52歳。本来ならウクライナやアメリカの話題に触れるべき場面ですが、開催国の首相と就任時年齢が同じ、という話しかできなかったのには驚かされます」(政治部デスク)
中国を訪問したことがあるか、と聞かれた際の答えも興味深いものだった。
「台湾は多くありますね。(中略)私は台湾には行ったことがあります、中国にはありません」
ある政治部記者は、「普通は日中関係についての自説を披露するところですが、“父親が首相を務めていてリスクがあるので中国には行かなかった”と話す一方、なぜか台湾には行ったことがあると繰り返していたのは、奇妙というほかありませんでした」
と、こう語る。
「討論会などでの進次郎氏を見ていると、自分が答えられる話しかしない、という印象です。自分の子育てなど、語れる領域に引き込んでからでないと話せない。まるで一夜漬けでテストに臨む学生のようです」
それ故、北朝鮮に関しても次のような答弁になるのだろう。
「私が総理になったら同世代同士のトップになるから、父親同士が会ってますから。(中略)同世代同士新たな対話の機会を模索したい」
京都大学大学院教授で元内閣官房参与の藤井聡氏が言う。
「外交には中心的論点と周辺的論点があります。どういう外交カードや利害関係があるのか、というのが中心的論点。相手と同世代とか父親同士が会っている、というのは周辺的論点です。中心的なことではなく周辺的なものばかり語っているのは、総理総裁としての資質を欠く発言です。中心的論点で話す知識がないからそうなるのでしょう」
出馬会見におけるフリージャーナリストの質問の「価値」が、改めて注目を集めることになりそうだ。
9月19日発売の「週刊新潮」では、答弁能力などの小泉氏の「弱点」を含め、石破茂、加藤勝信、林芳正、各候補の「妻たちの戦い」など、自民党総裁選について7ページにわたって特集する。
引用元: ・【週刊新潮】小泉進次郎氏は「一夜漬けの学生」みたい 公開討論会で「珍回答」を連発で「総裁としての資質を欠く」 識者が断言
口づけて上下左右上下左右したい
スガぎ裏で糸引いてただけ
一夜漬けすらしてないんちゃうか
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