コロナで人生が変わってしまった青森県内関係者は「5類になっても、コロナは終わっていない。後遺症に苦しむ人のために医療・療養体制を充実させてほしい」と訴える。
おいらせ町出身の山本理恵さん(31)=仮名=は2022年12月、当時働いていた都内の飲食店で発生したクラスター(感染者集団)の影響で、コロナに感染した。
発症初期から、激しい体の痛みや頭痛、吐き気に襲われたほか、味覚や嗅覚障害にも悩まされた。
年明けに職場復帰したものの「墓石を背負ったような体の重さ」は抜けずに離職。死を意識するほどの体の激痛に苦しみ一時期、ほぼ寝たきりになった。
経済的にも困窮し生活を支援してくれるヘルパーを雇えないため23年春、療養のため地元おいらせへ転居した。
コロナ後遺症に対応できるとされる県南地方の医療機関を受診したが、処方された薬が合わず悪化。
後遺症の症状やつらさについて医師に理解してもらえず、強い失望感を抱いた。関西の後遺症対応クリニックに通院したり、オンライン診療を受けたりすることでわずかに体調は改善した。
家庭の事情で今年5月、都内に戻り後遺症に対応するクリニックに通っている。今も記憶が飛んだり、言葉が出てこなかったりする。少し動いただけでも息が上がり歩行ができないため、車椅子を利用している。
今年8月、一時帰省した時に東奥日報の取材に応じた山本さんは「重度のコロナ後遺症を診られる医療機関が近くにないため、遠くの医療機関へ行かざるを得ない人がいる。青森県も医療体制を整え、充実させてほしい」と語った。
青森市のグラフィックデザイナー窪田梨絵さん(36)は、昨年夏にコロナに感染して以降、発熱、倦怠感などに苦しんできた。
「体調が悪い日は通院のために外出するのも苦痛で、創作活動の計画を立てづらい状況だった」という。
8月14~25日まで、県立美術館で企画展「VS Long Covid」(コロナとの長い闘い)を開き、オブジェやグラフィック作品などで後遺症の苦しさを表現した。
会場には「仕事復帰の見通しが立たない」「診てくれる医療機関がない」「コロナは終わっていない」といった交流サイト(SNS)に投稿された後遺症に悩む声が掲示されていた。
窪田さんは「今もなおコロナの後遺症で苦しんでいる人がいることを知ってもらいたい」と述べた。
コロナ後遺症 世界保健機関(WHO)は、感染後3カ月以上経過し、なお疲労感や息切れ、認知機能低下など多様な症状が2カ月以上続き、ほかの病気の診断が当てはまらない場合と定義。
感染者の10~20%で発症し、これまで200種類以上もの症状が報告されている。
国内外で研究が進み、病原体から体を守る免疫の異常が関係するとの指摘もある。だが発症メカニズムに謎は多く、特効薬もない状況が続いている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a5e3d165ca3892a2d7d2fd81383bc6198894d0d
引用元: ・【5類になっても、コロナは終わっていない】倦怠感、激痛・・・新型コロナウイルス感染後遺症の苦しみ今も 「今も記憶が飛んだり、言葉が出てこなかったりする」
ほんと融通効かないなぁ
あたり前だろアフォかぁーw
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