高崎線神保原駅周辺で42人が撲殺された上里町では、同10時5分から駅近くの安盛寺で犠牲者慰霊祭が営まれた。賛助者として県、県議会も名を連ねて1952年に建立された慰霊碑前で、山下博一町長は用意した追悼文とは別に、「中学生になったころ、明治末年生まれの母から『二度と起きてほしくない』という言葉とともに事件について聞かされた。地元で起きたことはしっかり受け止めている」と言い添えた。
旧中山道沿いの路上などで57人が殺害された熊谷市では午後1時半から、同市円光の市葬祭施設「メモリアル彩雲」で追悼式が開かれた。小林哲也市長は「流言を信じた心ない人たちによって、罪のない朝鮮人の方々が犠牲になられたことは誠に悲惨で残念。後世に正しく継ぎ、再び過ちを犯さぬことを誓う」などとする追悼の言葉を読み上げた。
3カ所の式典に参列した在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)県北部支部の河皓容(ハホヨン)委員長は「追悼の言葉」の中で「異国の地で無残にも虐殺された同胞を思い浮かべると、今も民族的怒りと無念さを抑えられない。二度と起こらないよう、血の教訓を後世に伝えていく」と述べた。在日本大韓民国民団県地方本部(民団)の崔洛文(チェナンムン)団長は「二度と惨事を起こさないためにも、『正しくない歴史』を座視できない。歴史に学ばない者は再び同じ過ちを繰り返す」と、虐殺事件を巡って一部で見られる「歴史修正」の動きを憂慮した。
100年の節目だった2023年、そして今年と2年続けて、市民団体などが大野知事に追悼メッセージを求めていたが、「主催団体(行政)からの要請ではない」ことを理由に実現しなかった。毎日新聞の取材に、朝鮮総連県本部の李昌勇(リチャンヨン)委員長は「要請団体が民間だろうが、行政だろうが問題ではない。事件にどう向き合うかだ。東京都と同じで臭い物にふたをしたいのか」と失望感を露わにした。民団の崔団長は「昨年、大野知事が事件について『痛心に堪えない』と表明したことは評価したい。今年もどこかのタイミングで、事件全体に寄せたメッセージを出してもらいたい」と期待を寄せた。
熊谷市の式典に参列した気象予報士の下山紀夫さん(79)は「知事メッセージがなかったのは残念。各行政が長年積み上げてきた追悼行事であればこそ、9月1日という日に、県知事としての追悼の言葉があってもよかった」と話した。
コロナ禍で縮小開催が続いた熊谷市が5年ぶりの通常開催となり、各会場とも参列者は100人を超えた。
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記事中の犠牲者数はいずれも1973年の「関東大震災50周年朝鮮人犠牲者調査追悼事業実行委員会」調べ。本庄市の犠牲者数について吉田市長は、あいさつで「86あるいは87人」と数字を挙げた。
*関連スレ
【東京新聞】 朝鮮人虐殺の追悼文「前向きに検討」 埼玉・大野元裕知事、小池百合子都知事と異なる対応 関東大震災の式典 [8/27] [仮面ウー★]
https://itest.5ch.net/lavender/test/read.cgi/news4plus/1724710768
引用元: ・【毎日新聞】「信頼し合う社会を」 朝鮮人虐殺、埼玉で追悼式 知事は言葉寄せず [9/2] [昆虫図鑑★]
俺の金を返してから言えよ
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