「日本テレビでも、8月26日放送のニュース番組『news every.』で触れていましたが、8月22日に発生した強い台風10号(サンサン)が28日以降、列島を縦断するおそれがあること、関東地方でも大荒れとなるおそれがあることが発表されていますよね」(制作会社関係者)
27日朝7時の時点で台風10号は29日~30日頃に九州に上陸し、9月1日にかけて比較的遅い速度で西日本から東日本に向けて日本列島を縦断する見込みだと報じられている。
「そのため、このままではチャリティーマラソンの時間帯、台風が直撃、もしくは影響をモロに受けてしまうのでは……と危惧する声が出始めていて、日テレ関係者の間でも直撃なら“中止もやむなしでは”という意見が上がっていますね」(前同)
今年の夏は例年以上の猛暑。そのため『24時間テレビ』のマラソン企画に疑問を呈する声が多かったが、この台風10号の存在によりさらにマラソンを疑問視する声が増えている。
《24時間テレビのマラソン、台風が来て危ないと思うんやけど、それでも決行するんかな…》
《24時間テレビ、特にマラソン、台風と被りそうだけど大丈夫なの?》
《週末に台風が直撃しそうだけど24時間テレビのやす子ちゃんのマラソンだいじょぶかしら》
といった声がXにも多く寄せられているのだ。
「『24時間』のマラソン企画は、新型コロナウイルスが猛威を振るっていた2020年、21年を除き毎年行なわれていました。20年、21年も代替企画として『募金ラン』と『募金リレー』が行なわれましたが、災害が理由で中止になったことはなかった。
しかし、台風で天気が荒れ模様となっている状況下でチャリティーマラソンの企画を強行的に放送すれば、放送法的に問題になる可能性もあると。そのため、中止にしたほうがいいのでは、という声も出ているということですね」(同)
■局が掲げる防災意識とも矛盾
放送法とは日本放送協会・放送・放送事業者について定めた法律のこと。条文の第108条では、こう定められている。
《基幹放送事業者は、国内基幹放送等を行うに当たり、暴風、豪雨、洪水、地震、大規模な火事その他による災害が発生し、又は発生するおそれがある場合には、その発生を予防し、又はその被害を軽減するために役立つ放送をするようにしなければならない》
「もちろん、『24時間テレビ』を放送する日テレは報道機関としても防災意識はしっかりしている局です。昨年10月からは災害速報やライフライン情報を常時配信するウェブサービス『日テレ 気象・防災サイト』を、報道系ベンチャーのJX通信社と共同で扱っています」(前出の制作会社関係者)
同ウェブサービス立ち上げ時には「地震や台風といった災害に対し、避難行動などの行動変容につながりうる必要不可欠なインフラ」だと明言もしていた。そんな局が台風が猛威を振るう状況で『24時間テレビ』でマラソン企画を強行するとなったら、局が掲げる防災意識と大きく矛盾したこととなってしまうだろう。
「今年のチャリティーマラソンは公道を走るのではなく“運動場で400mのトラックを12週半グルグル回る”という内容だと一部で報じられています。しかし、公道だろうが運動場だろうが、いくら安全対策をしていようが、“台風が来ているのに外で走っている”という時点で放送法の《被害を軽減するために役立つ放送》とは大きく矛盾しますよね。
やす子さんが天候が良くないなかで外で走っている姿をテレビで見て、刺激を受けた子どもたちが外に出て走る、なんてことが起きれば、日テレとしては弁明のしようもないでしょう」(前同)
もちろんニュースでは台風のことを注意喚起をするだろうし画面端に気象情報などを流す“L字放送”をする配慮なども考えられるが、同時に屋外でマラソンしているやす子を応援するような内容を放送しては、やはり矛盾が生じてしまうだろう。
続きはソースをご覧ください
https://pinzuba.news/articles/-/7984
引用元: ・【日テレ】やす子がチャリティーマラソン『24時間テレビ』に台風10号直撃か 「中止もやむなし」強行なら放送法第108条の違反危機 [Ailuropoda melanoleuca★]
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