「ホテルに行かないか」「チューだけでも」。日本画家の福井安紀さん(53)は、30代前半と40代の頃に客の女性2人と同業の男性1人から、そう言い寄られた経験がある。
女性のうち1人は、数年間個展に通い、作品も購入してくれる大事なリピーターだった。だが、次第に会場やメッセージで食事に誘われるようになり、性的な関係までも迫られるようになった。福井さんは「その気はない」などと丁寧に断るも、誘いは半年間近く続いたという。
誘いを断ることで、自身の活動に影響が出る不安もあり、応援してくれる客はないがしろにはしにくい。福井さんは「リピーターの人は、作家のことも気に入った上で作品を買ってくれている」とし、「多くの人と出会えば、こうしたことはある」と実情を語り、被害を防ぐ難しさを指摘した。
活動休止も
表現の現場では、表現者に対し、しつこく個人情報を聞き出そうとする行為や性的な言動、盗撮などが横行し、被害で活動を休止するなど深刻なケースも出ている。
美術家らでつくる「表現の現場調査団」が今年6月に発表した調査では、美術や音楽など14分野の現場で働く人が、それ以外の人と比べてハラスメント被害の経験率が高かった。特に「キス・抱きつく・性的行為を求められる」などのセクシャルハラスメント被害は、男性の割合が女性を上回った。
*記事全文は以下ソースにてご覧ください
2024/8/25 08:00 産経新聞
https://www.sankei.com/article/20240825-P3G6MHYELZN3HFIJYHBDZFJX5Y/
引用元: ・【ハラスメント】客からの執拗な性的要求、拒みにくく…「ギャラリーストーカー」、男性も被害に [牛乳トースト★]
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