その上で、「東京は効率的で、清潔で、親切だった。過去に2回五輪を開催していたパリにもそれなりの期待を抱いていた」と続けた。
ところが「残念ながら、パリ大会は私の想像とはかけ離れたものだった」とし、失望した具体的な理由を挙げた。
まずは、25度前後というホテル内の温度でさえ不快だったのに、日中の最高気温36度という過酷な気候にもかかわらず、取材先はどこもエアコンがなかったという。
また、宿泊していた1泊200ドル(約3万円)のホテルにもエアコンがなく、それについては「事前に調べていなかった自分のせい」だとした。
移動手段も不満の一つとして挙げた。東京五輪ではメディアに対しても、宿泊先のホテルから全ての競技会場や関連施設へのアクセスにシャトルバスなどが用意され、容易に移動できたと指摘。
だが、パリでは限られた会場にしかシャトルバスサービスがなかったとし、同記者が泊まっていたホテルからフランス北部リールのバスケットボール会場までは車で2時間の距離だったが、シャトルバスは用意されなかったとした。
また、東京大会のメディアセンターでは「東京2020特製リュック」や筆記道具など、さまざまな機能的なグッズや土産が用意されて「甘やかされた」と告白。パリでも同様の待遇を期待して、「スーツケースには少しスペースを空けておいたが、もらったのはコカ・コーラ社製のマイボトルだけだった」と自嘲した。
ホテルの朝食にも失望感を示した。朝食といっても硬いフランスパンかクロワッサンにバナナかリンゴだけで、それらは紙袋に入れられ、部屋のドアノブに掛けられていたという。
ローガン記者は「否定的なことばかりあげつらうのは簡単だが、混乱の合間にも素晴らしい瞬間もたくさんあった」と強調。「食べ物のほとんどはおいしかった。エアコンが効いているかどうかは別として、訪れたレストランはどれも汗をかいて行く価値はあった。そして、たくさんの素晴らしい人たちと出会えたことで、今回の経験は価値あるものになった」と締めくくった。
引用元: ・【五輪】米ジャーナリストがパリ五輪に失望「エアコンなし」「バスなし」「硬いフランスパン」 [ネギうどん★]
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