原状の回復には、最大で27億7000万円あまりの費用が掛かるとされるこの問題について、北上支局・熊谷記者が取材しました。
一関市内のとある場所、ことし3月の映像です。造成工事が行われたあとのようなこの土地はもともと水田でした。市内の石灰鉱山などから出た石灰を含む石や砂で盛り土されたため、表土は白く、 周囲の景観から浮いて見えます。これと同じような盛り土農地がいま、一関、大東、東山、川崎の市内4地域で合わせて50戸、およそ16.3ヘクタールで確認されています。盛り土をするにあたって必要な農地の現状変更届は受理されていましたが、市はことし3月になって、「農地とは認められない」と判断を一転。所有者に対し、原状の回復と、すでに受け取った交付金の返還を求める事態になっています。
なぜこのような盛り土が行われたのか?一関市は農地の所有者と盛り土材の提供者、そして盛り土の施工業者に対する調査を行いましたが、証言には一部で食い違いがあることから、真相は現在も調査中としています。
これら農地は、盛り土をすべて撤去する原状回復が原則で、土砂の掘削と搬出などを含む費用は27億7000万円あまりと試算されています。このため、市は耕作可能な土を盛り土の上にかぶせることで、費用をおよそ2億円に圧縮できる方法で対応することができないか、県と協議を続けています。
東山町松川地域にある中通集落協定39戸の代表で、農地に盛り土をした当事者でもある、兼業農家の小野寺正則さん65歳です。こちらではかつて、牧草を栽培していましたが、東日本大震災による福島第一原発事故の影響で除染を行ったあと、牧草地としては使えなくなり、雑草を刈るだけの日々が続いていたそうです。その頃、別の農家から、「市内の鉱山から出た石灰の置き場所として農地を提供した」という話を聞き、小野寺さんも盛り土をするための農地現状変更届を提出して受理されたことから、無償で提供することにしました。
【日時】2024年08月14日 19:23
【ソース】テレビ岩手ニュース
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引用元: ・【10年分のツケ】『農地の違反転用』で原状回復に最大27億円超 農家は「許可はもらっていたのに…」
役所は責任回避の為に農家のせいにしている
言った言わないの水掛け論
農家人が役所職員を襲撃して色々しないと
解決しない案件になってしまった
>盛り土をするにあたって必要な農地の現状変更届は受理されていました
これって、市役所がもう受理したんでしょ?
今さら反論しても市役所の負けじゃないの
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