続いては国会議事堂にほど近い、日本一の蔵書を誇ると言われる「国立国会図書館」、さらには上野にある「国際子ども図書館」にまで足を運び、種類は違えど合計100冊以上の同書を“読破”したとのことです。
その結果を、本の初版年、作者、イタズラ好きのタヌキの捕獲理由、タヌキに殺されたとされるおばあさんの安否などを書き出し、スプレッドシートにまとめました。その中で月ノ美兎が最も気になっている箇所として挙げたのが「ばばあ汁」のくだり。つまり、かのタヌキは、殺したおばあさんを「ばばあ汁」として、おじいさんに食べさせたかという部分です。最近の「かちかち山」にはその記述がないとのこと。シートにはほかにも「あらすじ」や、気づいた点など微細な部分も書き記してあります。
最古の文献ではタヌキはそこまで悪くなかった?
月ノ美兎は、現存する書物で一番古いとされる江戸前期の「かちかち山」も検索。昔の字に苦戦しながらも読み解きます。すると、それまで悪いとされていたタヌキが、実はそれほど極悪ではなかったという事実に行き当たります。ほかにも、1880年前後になぜか出版ラッシュを迎えるなど、日本に「かちかち山」ブームが到来していた過去も判明。1900年からは「かちかち山」が物語から歌、そして演劇へと、広がりを見せていったことなど、「かちかち山」とメディアのかかわりなども追求しています。そして、月ノ美兎が気になっていた「ばばあ汁」の記載がいつなくなっていったのかということも分かりました。
この調査を終えて月ノ美兎は「めちゃくちゃ面白かった」と吐露。また、最も好きな「かちかち山」として江戸中期の戯作者・朋誠堂喜三二が書いた「親敵討腹鞁」を挙げながら、「みんなもぜひ、自分の“推しかち”を作って推し活してほしい」と呼び掛けていました。
コメント欄には「調べ方がガチすぎて凄いとしか言えない」「軽く論文にできるレベルのリサーチ量と分かりやすさで脱帽した」「書籍化してもらいたい」など絶賛の意見が続々と寄せられています。
引用元: ・【VTuber】昔話『かちかち山』はいつからヌルくなった? 月ノ美兎が100冊以上を読破し、江戸時代からの変遷を徹底研究 [ネギうどん★]
殺し合いってイメージしかなかったからな
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