株式相場の急落は多くの投資家に改めて株式投資のリスクを突きつけた。
SNSには「落ちてくるナイフ」、「デッド・キャット・バウンス(急落後の一時的反発)」という言葉があふれた。
個人投資家は今後、市場とどう向き合うべきなのか。識者に尋ねた。
「市場にとどまること、そして安く買うことだ」。コモンズ投信社長で最高運用責任者(CIO)の伊井哲朗氏は、著名投資家で投資・保険会社バークシャー・ハサウェイを率いるウォーレン・バフェット氏の言葉を借りて相場急落後の5日夜、電子メールで個人投資家は長期投資の視点から冷静に対応するべきだと訴えた。
5日の東京株式相場は、米国景気への先行き警戒感などから日経平均株価が過去最大の下げを記録。8月1日から3営業日の下落幅は7600円超、率にして20%弱に達した。
6日は反動でほぼ全面高となったが、急反発して始まった銀行株が伸び悩むなど、気の抜けない展開が続いている。
カタリスト投資顧問共同社長の草刈貴弘氏は、急落を受け、個人投資家に冷静な判断を促した上で、ガバナンスや株主還元など日本企業の改善に着目することも重要だと指摘した。
特に最近、投資を始めた若い投資家層には、通貨の分散やアクティブ型の投信にも目を向けながら、積み立て投資などを継続してほしいと述べた。
今年から非課税枠が拡大された新たな少額投資非課税制度(NISA)の導入を機に投資を始めた個人投資家などにとって今回の急落は初めての苦い経験となった。
NISAは若者中心に活用が増えているだけに、政府には貯蓄から投資の流れを途絶えさせることのない対応が求められる。
個人投資家にとって一番の問題は、これからどのような投資行動を取るべきかだ。東洋大学の野崎浩成教授は、短期的な下落局面で損切りが必要な場面でも、「マクロ(経済全体)やミクロ(個別株式のバリュエーション)などのファンダメンタルズを踏まえた考え方は不可欠だ」と指摘する。
かんぽ生命でファンドマネジャーなどを務め、現在は個人向けにSNSなどで情報発信している投資家の坂本慎太郎氏は、下げすぎた感のある銀行株や高配当銘柄に加え、海外で生産した製品を輸入して販売するような円高時に人気の集まる企業に上げ余地があるとの見方を示した。
今後は「相場がどこまで戻るかがすべて」だと指摘する。もし日経平均が3万8000円まで戻すのであれば自動車や電炉メーカーなどの輸出銘柄に注目するとし、利回り水準が高いREIT(不動産投資信託)や昨夜に反発の兆しを示した一部の暗号資産など株式以外の金融商品への投資検討も選択肢に挙げた。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-08-06/SHRS6GT1UM0W00
引用元: ・【新NISA】株式相場急落時の心得・・・著名投資家ウォーレン・バフェット氏の言葉 「市場にとどまること、そして安く買うことだ」
退場だけはするなって話し
高掴みした奴はさっさと売れ
今後も高値づかみする可能性が高いから素直に退場しとけ
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