引用元: ・悲報。日本にもう冷夏はこないと断言。2010年以降連速で冷夏なし。三重大学院生研究。車カスのせい [866556825]
■25歳大学院生が故郷で出前事業
三重大学大学院 天野未空さん:
「誰もまだ答えを知らない問題に対してどう向き合うか、その方法のようなものをきょうはお話ししようと思っています」
7月、丸森町の丸森中学校で夏の暑さの研究に関する出前授業が開かれました。講師を務めたのは、丸森中の卒業生、天野未空(みく)さん、25歳。三重大学で気象学を研究する大学院生です。
天野未空さん:
「冷夏、暑夏、どちらも来る可能性がある特異な場所が、日本という場所です」
高校時代、ワンダーフォーゲル部に所属し様々な山に登っていた天野さん。ラジオで伝えられる観測データを基に天気図を書く活動を通して、天気に本格的に興味を持つようになりました。
天野未空さん:
「きのうまでゆっくり進んでいた低気圧が急にスピードを上げてるとか。そういう日々の違いを追っていくのがすごく面白くて楽しかった記憶があります」
ただ、興味のきっかけは小学校時代にさかのぼると言います。
■きっかけは「ササニシキ」?
天野未空さん:
「8種類のコメを炊いて食べ比べする授業があって、そこでササニシキがいっちゃんうまい、一番おいしいぞってなって。ササニシキは冷夏で取れなくなったんだよっていうのを、母からの話や自分で調べてみて知ったのが最初のきっかけです」
農家 大内喜一郎さん:
「全然味が無くて、本当に今のくず米以下のコメで、ああいうコメはダメだったね。冷夏になった後、ササニシキがほとんどなくなったんです」
天野未空さん:
「作付けする人が一気に減ったみたいなことは調べるとよく聞きますね」
■冷夏がなくなり猛暑の夏に
北日本を中心とした7月の気温のグラフを見てみると、21世紀に入っても、1993年ほどではないものの何度か冷夏はありました。
ところが、2010年以降は全く冷夏はなく、猛暑の夏が続いているのです。
三重大学に進んだ後、こうした気候変動の理由について解析した天野さんは、ある発見をします。
■天野さんの発見した「新しい高気圧」とは
天野未空さん:
「こういう位置に新しい高気圧がありそうだぞ、というのが私が見つけたことで、かつ新しい説として提唱していることです」
天野さんが見つけた新しい高気圧は、近年の夏、太平洋高気圧よりも少し北の海上に頻繁に現れていて、さらに北のオホーツク海高気圧から吹く冷たい北東の風をブロックするような形になります。このため冷夏ではなく猛暑をもたらすことになります。
さらにこの高気圧の特徴は、上空では日本よりも北のカムチャツカ半島付近にあり、軸が南北に傾いていることです。
天野未空さん:
「上層と下層で高気圧の中心位置がずれているので、南北傾斜高気圧と名づけました」
天野さんの分析では、地球温暖化によりユーラシア大陸の北東部が特に高温になっているため、冷たいオホーツク海付近との温度差がより大きくなったことで、この南北傾斜高気圧が発生しやすくなったというのです。
天野未空さん:
「昔は全然なかったのに対して、2000年代頃からぽつぽつ、2010年以降はほぼ毎年のようにこの南北傾斜高気圧が発生しているということが分かります」
三重大学大学院 立花義裕教授:
「特に東北地方の人は、猛暑があったっていつか冷夏が来るかもしれないと、コメが不作になったら困りますよね。ですから、たぶん(冷夏は)無いだろうと言いきることは、これは非常に生活者にとって大事なメッセージだと思いますので、そこがこれまでにない研究だと思います」
知らんけど
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