本日7月20日、18時30分からフジテレビ系で「FNS27時間テレビ 日本一楽しい学園祭」が放送される。番組に対しては《明日は27時間テレビを観るぞ!》といった放送を待ちわびる声が続々と上がっているが、併せて散見されるのが、《めっちゃ見たろかなフジの27時間テレビ(日テレ24時間絶対見たくない反動で》といった声だ。
27時間テレビと「24時間テレビ」(日本テレビ系)をめぐっては、27時間テレビの放送がなかった2020年~2022年も含め、毎年のように《観る観ないは置いといて24時間テレビよりは27時間テレビのが好き》など、両番組を比べつつ27時間テレビなら支持できるという声がX(ツイッター)に上がってきた。
両番組はなぜ対比され、どちらかと言えば27時間テレビの方が好印象を抱かれるのか。同志社女子大学でメディアエンターテインメントを研究する影山貴彦氏は「27時間テレビは24時間テレビと違ってチャリティーを標ぼうせず、エンターテインメントに振り切っているからではないか」と、その理由を推測する。
■「27時間テレビは誰も救いません!」
24時間テレビと言えば、昨年11月に系列局の日本海テレビの幹部が番組で集めた義援金を横領していたことが記憶に新しい。ただ、上記のような声は事件が発覚する前からXに上がっていた。
昨年の24時間テレビ放送直前にも《まだ27時間の方がマシ》といった声が出ていたほどで、寄付金着服事件の発生とは関係ないことが分かる。
影山氏はまず、24時間テレビについて、事件が起きた翌年である今年は特に「放送を中止すべきだった」としながら、同番組と27時間テレビの決定的な違いについて指摘する。
「何年の放送だったかは失念しましたが、ごく初期の27時間テレビの時に出演者の口から『27時間テレビは誰も救いません!』という、24時間テレビを意識した名文句が飛び出しました。この潔さは、チャリティー番組と称しつつもどこか商業主義が抜けない24時間テレビにはないものです」
■エンタメに振り切るという「明快さ」が、視聴者に好感を与える
かつて、「楽しくなければテレビじゃない!」というスローガンを掲げていたフジテレビらしさが幸いしたということか。併せて、影山氏は以下のようにも指摘する。
「24時間テレビは過酷な暑さの中での100キロマラソンという、アンチから攻撃を受けやすい内容が名物です。同番組は一方で、義援金で購入した物品を実際に寄付しており社会に貢献していることは事実ながら、これら、24時間テレビの一挙手一投足がどうしても『偽善』という印象を視聴者に与え、『いやらしさ』として透けて見えてしまうのでしょう。その結果、『27時間テレビの方がマシ』という思いが視聴者の脳裏に浮かんでしまうのではないでしょうか」
最後に影山氏はエンターテインメントとチャリティーを両立させようとせず、エンターテインメントに振り切るという「明快さ」が、視聴者に好感を与えているのだろうとも指摘した。
「フジテレビはかつてほどの元気はありませんが、それでも、『視聴者にシンプルに笑ってもらおう』といった魂は続いているように感じます」
引用元: ・【テレビ】フジ『27時間テレビ』が日テレ『24時間テレビ』より好かれるナゼ… 過去には「誰も救わない」の名文句 [冬月記者★]
24時間の方は嫌悪感ある人も多いんじゃね
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