その一方で事務総長は、ウクライナ戦争には「逆説」が内在しており、NATOが戦争支援に長く注力すればするほど、事態の解決が素早く近づくはずだと話した。
10年間の任期を終えて今年10月に退任するストルテンベルグ事務総長は、ウクライナでの戦争が10年以上続く懸念はあるかという質問に、「ある」と答えた。
そのうえで「しかし大事なのは、ウクライナ支援を強化し、長く支援し続ける意思があれば、その方がこの戦争は早く終わるということだ」との見方を示した。
「逆説的だが、(ロシアの)プーチン大統領は、我々がこの戦争から撤退するのを待てると考えている。だから戦争が続いている」
「だからこそ、我々がじっくり腰を据えてウクライナを、強力に忍耐強く支援する用意があると明確に発信すれば、ウクライナが独立した主権国家として永らえるための解決に至る条件が整う」
NATOはこの間、ウクライナ支援を調整する指揮部隊を9月からドイツで稼働させると発表している。
「これによって事態の予測可能性が高まり、責任も明確になり、支援も増強できる。NATOが今後じっくりウクライナを支えるつもりだと、明示することになる」と事務総長は説明した。
「今こそ自由と民主主義のために立ち上がる必要があるし、その場所はウクライナだ」
引用元: ・【北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長】「欧州はウクライナでの戦争が10年間は続くものと覚悟する必要がある」
全人口の3分の1が難民化している。長引かせる事は悪事だよ
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