記事によると、近ごろSNS上で「高速鉄道の座席は頻繁に交換されていないので清潔でない。必ず長ズボンを履くべき」という書き込みをきっかけに議論が起き、この意見に対して多くのネットユーザーが「座席が汚いだけではなく、テーブルも不潔だ」などと賛同した。これに対して中国鉄路のカスタマーサービスホットラインは「列車の座席は180日に一度交換している。もし座席が汚れていて乗車に影響がある場合は乗務員に知らせてもらえば処置をする。なお、寝台列車は客ごとに布団カバーとシーツを取り替えている」と説明した。
鉄道当局の説明に対してネットユーザーは「180日って言ったら半年じゃないか」とさらに疑念を募らせたようで、あるメディアが中国のSNS・微博(ウェイボー)でアンケートを実施したところ、6割以上のネットユーザーが「交換サイクルが長過ぎてちょっと心配」と回答したという。
記事は、高速鉄道の座席は長時間乗客と密接に接触するため、適当に構成、設計されているのではなくハイテクが駆使されているのだと説明。「高速鉄道座席を選択する際には通気性と快適性、掃除のしやすさ、不燃性が重要視されており、化学繊維の原料が広く使われ、強度が高く、耐熱性、耐光性、耐薬品性に優れ、カビや虫の心配もないポリエステルが採用されている」と紹介した。
また、「高速鉄道座席用のポリエステル素材は家庭用寝具よりも強度、耐熱性、耐光性、耐薬品性が高く、より厚くて硬い」と指摘。 「全体を取り外して掃除しなくても、普段からクリーナーを使ってこすり洗いし、ヘッドレストの布を適時に交換すれば、日常的な衛生を守ることができる」とした。
一方で、「鉄道運営会社は乗客が安心して利用できるように、座席の清掃やメンテナンスのプロセスを紹介すべき」との声も出ていることを併せて伝えた。(翻訳・編集/川尻)
引用元: ・中国高速鉄道の「不衛生さ」が物議、中国ネット「座席が汚いだけではなく、テーブルも不潔だ」[7/11] [昆虫図鑑★]
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