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2024年7月10日 07時14分
森鷗外の歴史小説を巡る資料が並ぶコレクション展=いずれも文京区で
9日は、明治の文豪・森鷗外(1862~1922年)の命日。東京都の文京区立森鷗外記念館(千駄木1)では、晩年に歴史小説に取り組んだ背景に迫るコレクション展「鷗外の『意地』のはなし 歴史小説『阿部一族』を中心に」が開催中だ。常設展では、鷗外の遺言書の実物を特別公開している。(押川恵理子)
鷗外が歴史小説の執筆を始めたのは、親交のあった陸軍大将の乃木希典が、明治天皇の大喪の礼が執り行われた1912(大正元)年9月に殉死したのがきっかけとされる。
コレクション展では、悲報に接した鷗外が「余半信半疑す」とつづった日記や、乃木から送られた書簡などが展示され、2人の親交ぶりや鷗外が受けた衝撃の大きさがうかがえる。
殉死からわずか5日後、鷗外は亡き君主の恩に報いた武士の心情を題材に、初めての歴史小説「興津弥五右衛門(おきつやごえもん)の遺書」を書き上げた。続けて「阿部一族」「佐橋甚五郎」を発表した。その3作品を収録した歴史小説集「意地」や、雑誌三田文学に寄せた「意地」の広告文なども並んでいる。
同館学芸員の三田良美さんは「歴史小説の執筆は乃木の殉死に対する鷗外のメッセージでは。現代社会に通じる普遍的な人間の物語が描かれている」とみる。
遺言書の実物は毎年、命日に合わせて期間限定で公開している。(略)
※全文はソースで。
引用元: ・森鷗外、歴史小説執筆の背景 文京の記念館で特別展 乃木の殉死、衝撃大きく [少考さん★]
凄かったと言われてるね
短編なのに
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