これまで、スポーツビジネスの分野への就職といえば、スポーツマーケティングや、マネジメント、ファンサービス、あるいはトレーナー、医療スタッフなどが主流だったが、近年、競技をデータ分野で支える「スポーツアナリスト」という職業がクローズアップされている。
野球の試合では膨大なデータが記録される
「アナリスト」とは「調査のスペシャリスト」ということだが「スポーツアナリスト」は、チームの勝利や、選手のパフォーマンスの向上のために、データ分野でサポートしたり、アドバイスするスタッフのことだ。
アナリスト部門が発達しているのは「野球」だ。野球はリーグ戦が前提で、多くのチーム、選手と対戦するから、対戦データも膨大なものになる。
かつては、それを選手本人やコーチ、スコアラーなどが分析していたが、現在は「アナリスト」という専門職が担うのが主流になっている。
セイバーメトリクスの導入で急速に発展
アナリストがクローズアップされたのは「セイバーメトリクス」という、統計学的な手法で選手の特色や、作戦などがデータ化されたのが契機だ。
「セイバーメトリクス」は1970年代にビル・ジェームズという研究家が提唱したが、MLBは当初、全く注目していなかった。
しかし21世紀に入って、オークランド・アスレチックスのビリー・ビーンGM(ゼネラルマネージャー)が、セイバーメトリクスの研究家を雇い入れて、選手起用や作戦を行って、小さな予算規模でリーグ優勝してから注目された。
セイバーメトリクスでは、打率、打点、勝利数、防御率のような従来の選手成績ではなく、出塁率、制球力のようなデータに注目し、これまで低い年俸に甘んじていた選手を主力にピックアップして、成功した。
アスレチックスの成功は「マネーボール」というドキュメントになり、ベストセラーになり、映画化もされた。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
引用元: ・【お仕事】日本で初の本格的な「野球アナリスト養成講座」9月に開講 [鉄チーズ烏★]
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