ヒストリエ
引き続いての長期休載の事
<略>
よって、改善したいのは「アフタヌーン」に掲載する際の「不十分な絵」を無くす事、それには 何話分かの完成原稿をまず描き貯める事。同時に少しでも進行を速くする手段を模索する事が 必要となります。この「模索」については、本当は単行本12巻の加筆・修正作業と並行して行う つもりでしたが、今回は作画作業だけで手一杯となり、叶いませんでした。
以上の理由、「完成原稿の描き貯め」と「進行を少しでも速くするための模索」のために、長期 休載する事となりました。
『ヒストリエ』の「アフタヌーン」誌掲載は、いずれは再開する事になろうかと思いますが、自分 の年齢や、これまでの様態を鑑みれば、「お楽しみに」とか、「ご期待ください」などとはとても申せません。ですが、ベストは尽くすつもりです。
これまでの事、心よりお礼申し上げます。
私の作品を掲載してくださった「アフタヌーン」誌、担当編集の荒井さん、編集部の皆さん、 そして『ヒストリエ』をご愛読くださった読者の皆様、本当にありがとうございました。
2024年6月 岩明均
https://imgur.com/HLnzseR.jpeg
https://afternoon.kodansha.co.jp/c/historie.html
引用元: ・岩明均「アフタヌーン編集部の皆様。ヒストリエを愛読下さった皆様。本当にありがとうございました」 [279771991]
まずは、これまで「アフタヌーン」誌において『『ヒストリエ』をご愛読くださった方、単行本最新 12巻を手に取ってくださった方に深く感謝いたします。どうもありがとうございます。
単行本11巻から、12巻発売まで5年近く経ってしまった事についてですが、これはほとん ど信じていただけないと思いますが、全速力でした。
全速力であるにもかかわらず隔月の掲載、その上に1回分のページ数も少なく、なおかつ絵 はペン入れが不十分。単行本1冊分のページ数が貯まる事自体に年月がかかり、不十分な絵に 足りなかった分の加筆・修正を施す事にも相当の日数がかかりました。また、主に年齢からくる 健康不安から、万一執筆断念の事態が急に訪れる可能性を考え、物語エピソードにある程度
の区切りをつけようとして12巻のページ数を通常よりやや多くした、という事もあります。
作画そのものに時間がかかる理由としては、片方の眼の眼底出血による視覚画像の歪み、 年齢による体力の衰え、判断力や集中力の低下、利き腕の軽い麻痺(今はこれが一番大きいで す。日常生活に大きな支障をきたす程ではないのですが)などがあります。
これまでは、単行本のための加筆・修正作業を終えた後には直ちに掲載次話の執筆に取りか かり、2ヵ月に1度の〆切に向けて邁進したのですが、それですとまた毎回の不十分な絵、さら に年月を経て多く溜まった不十分な絵に加筆・修正を施す長期の日々を同様に繰り返す、という 事になろうかと思います。
他の人に描かせなよ
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