桐谷広人さんが警告「投資詐欺に気を付けましょう」

どうも、桐谷です。ここのところ、テレビの在京キー局から相次いで問い合わせが入っています。その内容は投資詐欺。ご存じの方も多いでしょう。オンラインの広告で著名人の名前を出したり、著名人になりすましたりしてX（旧ツイッター）のアカウントでつぶやき、投資話を持ちかけてはお金をだまし取るというものです。私の名前を使った詐欺が行われており、その真偽などの問い合わせが増えているのです。

実は2023年夏頃から、「あれ？」と思うことが続いていました。知らない人から「投資でお世話になっています」と声を掛けられることがあったからです。同年10月のある件をきっかけに、「これは注意喚起が必要だ」と思うようになりました。

●知らない人からあいさつ
それは京都での講演後のことです。高齢の女性が、有名店の和菓子を持って私にあいさつに来られました。「どなた？」と思ったら、私とSNSでつながっている、と言うのです。そして「いつも投資のアドバイスを受けている」と話すのですが、私はその人を知りません。おかしいと思っていると、私の秘書を名乗る人物にお金を預けるように勧められていると言うではありませんか。

その後も、複数の方から同様の訴えを聞きました。その方たちの話をまとめると、詐欺は次のような形で行われているようです。

まず私本人のXのアカウントに返信をした方に、詐欺グループがアプローチ。「桐谷さんとSNSでつながろう」と持ちかけ、Xとは別のSNSに誘い出す。そこには詐欺グループが用意した「サクラ」がおり、ニセ桐谷が行う投資に出資するようにあおる。そこで秘書を名乗る人物が登場し、お金を預けるように促す――というものです。詐欺グループは、私本人が関与していると見せかけるため、私の本を送ったり、私のニセ運転免許証（私は運転免許を持っていません）を送りつけたりして勧誘していました。

これがだんだんとエスカレート。先日、見たものはフェイク動画でした。私を撮影した動画の口元と音声だけを加工して、私が投資に参加するよう呼びかけているものまで出回っています。

何回も言いますが、私は知らない人とSNSでつながることはありません。ましてや見ず知らずの人にもうけ話を持ちかけることもありません。私の名で投資話を持ちかけられたら、それは詐欺だと思ってください。