首都決戦でもペイント問題が発生だ。埼玉・草加市議の〝ジョーカー議員〟こと河合悠祐氏が17日、都庁で会見し、都知事選(20日告示、7月7日投開票)に「ジョーカー議員と投票率を上げる会」から立候補を正式に表明した。これまでのジョーカーペイントとは違う新たなペイント姿をお披露目したが、顔写真の掲載を巡って、メディアと恒例の〝化粧論争〟となった。
河合氏は真っ黄色のスーツとシルクハットに顔を緑色にジム・キャリー風のマスク風ペイントした新キャラで会見に出席し、「私が訴える政策は一夫多妻制です。以上です」と一言。「写真撮影お願いします。撮影しないの?」と集まった報道陣にケンカ腰で迫った。
河合氏は2021年の千葉県知事選で、ジョーカーペイントで立候補した際にメディア側から「ペイントした写真では掲載できない」「本人かどうかわからない」などと糾弾された。妥協案でペイントを薄くしたバージョンや選挙公報には顔の半分がペイント、半分が素顔の写真で、対応するなどしたが、以後、選挙のたびに顔写真の掲載を巡って、メディアや選管と衝突してきた過去がある。
覆面レスラー議員が議場でマスクを脱がなければならない〝覆面問題〟が全国の議会で発生し、大分市議会では裁判ざたにも発展したが、河合氏も草加市議会で品位を理由にジョーカーペイントでの議場入りがNGとなる騒動があった。
河合氏はこの日も「本来、選挙では公平に候補者を扱うべき。それが写真を載せられへんってどういうことやねん。化粧をする自由があって、LGBTや男の人でガッツリ化粧したい人もいる」と主張。これに「極力、普段している格好で撮らせてほしい」(NHK)、「普段からもずっとその顔ということであれば考えます」(朝日新聞)などとメディア側と丁々発止のやりとりが繰り広げられた。
またも議論は平行線をたどり、河合氏は「載せる、載せないは僕が決めることちゃうから編集の自由があるが、公の性質を持っている大手のメディアがそんなことするんやって、思うだけ。いろんな格好をする自由があって、化粧を変えたり、顔の色を変えて何が悪いのかという話。自由な格好で自由な発言をして生きていきたい」と不満を述べた。
今回の都知事選ではほかにも素顔非公開のAIメイヤー氏は仮面姿、ニコ生主の横山緑は黒覆面姿で報道陣に対応している。ともに一部メディアでは顔写真が掲載されない予定で、選挙公報でも「マスク姿では完全に本人かどうか識別できない」との理由で掲載を拒否され、顔写真欄は空白となる見込みだ。選挙ポスターでは覆面姿でも問題がなく、AIメイヤー氏はAIで生成したアバターの写真を使用する。
2024年6月18日 6時0分
https://news.livedoor.com/article/detail/26619776/
引用元: ・【都知事選】ジョーカー議員・河合悠祐氏、顔写真掲載めぐりメディアと〝化粧論争〟「選挙では公平に扱うべき」 [樽悶★]
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