【兵庫】売上金「盗んでない」繰り返し訴えたのに“誤認逮捕”コンビニ従業員女性　県・国などを提訴「たった1日拘束というが、どんな思いになるか考えて」

コンビニエンスストアで売上金を盗んだとして兵庫県警に誤認逮捕され従業員の女性が17日、「被害の裏付けをせずに逮捕に至った」として、兵庫県と国などに対し、損害賠償を求める裁判を起こしました。訴えを起こしたのは兵庫県尼崎市に住む60代の女性で、提訴後に開いた会見で、「取調室では何人もの警察官が立ち替わり入って『盗ったと吐け』と言われました。会社の人はたった1日拘束されただけだと思うかもしれませんが、誤認逮捕の判明後に体調が悪くなり、今は左耳が聞こえないまともな生活が送れません」と心情を明かしました。
女性はその上で「今一度こんなことが起こったら、皆さんどんな思いになるか考えてほしい。二度と、同じようなことを経験する人が増えないでほしい」と訴えました。

訴状などによりますと、2023年11月、女性がパートとして勤務していた市内のコンビニエで、店舗内の釣銭ボックスから金がなくなり、防犯カメラの映像から、直前に釣銭ボックスに女性が触れていたようすが移っていたことから、12月、女性は窃盗の疑いで逮捕されました。

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