47NEWS 2024年3月、裁判取材を担当していた私(記者)は、ある性犯罪事件の公判を取材するため横浜地裁にいた。だが、傍聴席が満員で法廷に入ることができない。廊下に漏れ聞こえる審理内容などから、教員による犯罪であることが察せられただけだった。
事前に報道された注目事件以外で、横浜地裁の傍聴席が満員になることはまずない。この日いた人々の顔ぶれは、よく見かける傍聴を趣味とする人たちとも違う。強い違和感を覚えた。
その後も、性犯罪事件の公判で傍聴席が満員となるケースを次々と確認した。並んでいた人に聞いても、はぐらかされるばかり。「動員されているのではないか」「だとすれば、公開が原則の裁判で、そんなことが許されるのか」―。私は同僚とともに、この人たちが公判後、どこに向かうのか突き止めることにした。地裁から出た男性が姿を消した先は、とあるビル。疑いが、確信に変わった瞬間だった。
▽情報提供をきっかけに満員の傍聴席を目撃
取材のきっかけは、2024年初めごろの、とある情報提供だった。共同通信横浜支局にかつて所属した記者から「まだ公になっていない小学校教員による児童への性犯罪事件で、公判が始まったらしい」という趣旨の連絡があった。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/8f8ad9747c310894bca5efd9e8ae526317d0ed8d
引用元: ・【横浜】裁判の傍聴席が満員「この人たちはどこから?」違和感から取材重ね 地裁に通い続け、尾行、質問状… 粘り強く不祥事を明らかに [ぐれ★]
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