今回のメキシコ大統領選挙は、同じ日に議会の選挙と8つの州の知事選挙、それに首都メキシコシティーの市長選挙をはじめ1800を超える自治体の首長選挙などが一斉に行われます。
こうした中、国内では選挙に立候補する人に対する暴力が相次いで起きました。
選挙活動が認められている最終日の5月29日にも、南部ゲレロ州の選挙集会で候補者の男性が拳銃で撃たれ、死亡しています。
地元メディアはこれまでに、候補者と立候補予定者だけであわせて30人以上が殺害され、親族や選挙関係者も含めると200人以上が殺害されたと報じています。
このメディアは専門家の話として、殺人事件の数だけ、犯罪集団と取り引きをした候補者がいることを示していて、当局がこうした事態を黙認し続ければ、国の広い範囲が麻薬組織の支配下に置かれることになると指摘しています。
子どもなど行方不明者 11万人以上 多くはここ15年ほどで
5月10日、メキシコシティーでは「母の日」にあわせて、子どもなど家族が行方不明になっている人たちによる抗議活動が行われました。
メキシコ政府は、1950年代以降に行方不明になっている人が11万人以上にのぼり、その多くは政府が麻薬組織の取締りを強化したここ15年ほどの間に行方がわからなくなっているとしています。
国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルは「ほとんどのケースでは捜査がおざなりで、被害者が発見されることはまれだ」と指摘した上で、
こうした人たちが連れ去られる過程には、治安機関が加担している場合もあるとしています。
メキシコシティー近郊に住むマリア・エレーラさんは、2008年に8人の子どものうち2人の息子が行方不明になりました。
その後、その行方を捜しに行った息子2人も姿を消し、麻薬組織などの関与を疑っています。
エレーラさんはNHKの取材に対し、「8月で失踪から16年になりますが、状況が変わることはなく、何も前に進まず、私たちは何も知らされないままです。
この国に安全はありません。政府が私たちの安全のために何もしようとしないのであれば、不幸な出来事は増え続けるばかりでしょう」と話していました。
そのうえで、新たな大統領には「私たちがメキシコで置かれている状況に向き合ってほしい」と訴えました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240602/k10014468781000.html#:~:text=%E9%BA%BB%E8%96%AC
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240602/K10014468781_2406021952_0602195610_02_06.jpg
【中南米から米国への移民希望者が急増】通り道となるメキシコに大量流入、メキシコに不法入国した移民希望者は昨年、250万人と過去最多を更新・・・ベネズエラ人 「仕事がなく、(治安面も)100%危ない」
https://talk.jp/boards/newsplus/1717372299
引用元: ・【メキシコ麻薬戦争】子どもなど行方不明者 11万人以上、多くはここ15年で殺害・・・メキシコ人 「この国に安全はありません」
誘拐してどうするの?
人身売買?
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