【恋愛感情を悪用して男性から金を巻き上げる頂きマニュアルを入手】まず「信頼関係の構築」、SNSで他愛のない会話を毎日続けていく、それにより自身が男性の生活の一部となってかけがえのない存在になっていく

恋愛感情を悪用して3人の男性から約1億5500万円をだまし取ったとして、詐欺罪などに問われている頂き女子りりちゃん。

第一審では懲役9年、罰金800万円の判決が言い渡されたが、被告人の弁護士は判決を不服とし名古屋高裁に控訴している。

裁判では、りりちゃんがマッチングアプリなどで出会った男性から現金をだまし取っただけでなく、ターゲットの男性を“おぢ”と呼び、お金を巻き上げる手法を「頂きマニュアル」として販売、詐欺の手助けをしたことも明らかになった。

山野さんは、取材の一環として「頂きマニュアル」を3万円で入手。マニュアルは現在ネットでは購入できなくなっているが、バージョンアップしたものが歌舞伎町で手売りされていたこともあったという。

入手したものは2万5000字にわたって手口を紹介したもので、熟読した山野さんは、頂きの手口が「信頼関係の構築」　「お金を頂く会話」　「アフターケア」の3ステップに分かれていると解説する。

まず「信頼関係の構築」では、SNSなどで他愛のない会話を毎日続けていく。それにより、自身が男性の生活の一部となってかけがえのない存在になっていくという。

続いて「お金を頂く会話」では、既読を何日もつけなかったり、返事をしなくなったりすることで男性に心配するように仕向け、「借金の返済に追われていた」といった話を切り出す。普通なら「弁護士に相談したら？」　「親御さんのところに帰ったら？」といった反応をするが、それに対する答え方もマニュアルには書かれているという。

そして、「相談できる人があなたしかいない」といった感じを匂わせ、男性がお金を出すことを申し出ても1度断ることで、「この子の目的はお金じゃない」と思い込ませるそう。なお、りりちゃんは、「モテない」　「友達がいない」　「趣味がない」　「お金使いがだらしない」男性をターゲットにすることを推奨していたという。

最後のステップとなる「アフターケア」では、お金を受け取った後、「あなたのおかげで助かった」といったことを伝え、下心を持たせるように仕向ける。

この3ステップを繰り返すことで“頂き続けること”ができるのだとか。

そしてその後は、「夢のために忙しくなる」といった理由をつけて連絡の頻度を下げつつ、3カ月に1度くらいのペースで連絡を取り、頂き相手としてキープするという。

https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/entertainment/entry/202406/15217.html

https://www.tv-tokyo.co.jp/txcms/media/plus_content/6a/65/323b24061fba11e1d58e00cd657a.jpg