5/31(金) 22:38 篠原修司
ドラマ『セクシー田中さん』の原作者が亡くなったことを受けて、制作過程の問題を検証していた日本テレビの社内特別調査チームの報告書の発表をきっかけに、SNSで脚本家の方への攻撃が再び始まっています。
脚本家の方がSNSで「9、10話の脚本に携わらなかった説明」を書いたことをきっかけに、原作者の方が亡くなる事態になってしまっているためヘイトが溜まっているのだと思われますが、報告書を読むかぎりでは脚本家の方も被害者です。
報告書は97ページもあるため、そのすべてを読む人はいないと思いますので重要なところだけ抜き出しますが、原作者の方が訴えていた「必ず漫画に忠実に」という約束は脚本家には伝えられていませんでした。
報告書には「本件脚本家は同年1月26日に本件原作者が書いたブログを読むまで、本件原作者がブログに記載するような状況については、日本テレビから伝えられておらず、一切知らなかった」と書かれています。
問題のSNSの投稿が行われたのは12月24日と12月28日です。あの投稿は、『セクシー田中さん』のドラマ化にあたって条件となっていた「必ず漫画に忠実に」、「ドラマなりの結末は原作者があらすじからセリフまで用意する」を知らないなかで行われたものなんです。
このような説明をすると、「お前は脚本家の味方をするのか!」と怒る人もいるでしょうが、報告書を読んだかぎりでは原作者はもちろん、脚本家も被害者と言えます。
脚本家の方からすれば
・ドラマ化するうえで原作の改変が必要なことは原作者と小学館の理解を得ている
・なのに、毎回プロットや脚本に原作者が厳しい指摘をしてくる(報告書では物語が進むにつれて「そのまま読むのは辛い」と漏らしており、それが最終的に原作者に伝わり関係性が破綻している)
・原作者の「書きたい」という希望で9、10話の脚本から降ろされた
・9、10話は一部に自分のアイデアを使っているのに、原作者の要望でクレジットから外された
・クレジットは著作者の権利で原作者が記載を断れるものではないのに、日テレは味方をしてくれない
・9、10話のクレジットに名前がないことから視聴者から指摘のコメントが相次いだため、SNSに状況説明の投稿をした
という状態です。
一方、原作者の方からすれば
・ドラマ化するうえで約束したはずの「必ず漫画に忠実に」が毎回守られない
・忙しいなかでそのことを指摘してプロットや脚本の修正を続けても、守られないばかりか脚本家が「原作者の指摘を読むのはつらい」と苦情を言っている
・重要な最終話の9、10話でも大幅に改変されているため、原作者の権利を使って脚本家の交代を要望した
・結果として、原作者は脚本を書くことになったが、それに対して9、10話を担当していない脚本家が「クレジットを入れるように」訴えてきている
・その脚本家がSNSで愚痴のかたちでこちらを批判してきた
という状態になっています。
続きはソースをご覧ください
引用元: ・ドラマ『セクシー田中さん』調査報告書の発表で脚本家叩きが再び 誹謗中傷する前に知ってほしいこと [muffin★]
そんな事も理解できないのか?
日本国民の怒りを思い知れ!!
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