一方、検知する側の不正もたびたび目撃してきたと言います。
引用元: ・元宇和島警察署警察官「酒車カスの国会議員後援会長が事故して数値と診断書は改ざん自分は異動」 [866556825]
仙波さんの証言か
また新しい告発者が出てきたのかと思ったけど、そういうわけでもないのね
逆に、有力者や警察の縁者が絡んでいる場合には、アルコール濃度を下げたり、飲酒をもみ消したり、といった理不尽な指示がしばしばあったと言います。仙波氏の著書『現職警官「裏金」内部告発』(講談社)には、そうした事実が具体的に記されています。
「宇和島警察署の前で重傷事故が発生したときのことです。加害者の呼気検査をすると明らかな酒酔い運転だったので逮捕し、私は必要な書類の作成に取り掛かりました。すると、しばらくして副署長が『逮捕しなかったことにしてくれ』と言いにきたんです。私は『何を言うんですか、刑事訴訟法上そんなことはできません』ときっぱり断ると、副署長は『じゃあ、お前はのいとけ』と言って私を担当から外し、逮捕を取り消したうえ、アルコール度数を低く捏造し、違反切符を飲酒運転の中でも軽い“酒気帯び”に変えました。実はこの加害者は国会議員の後援会長で、警察の防犯課長と一緒に酒を飲んでいたんです」
事の詳細については本の中に書かれていますが、結果的にこの事故は、被害者が3カ月間の入院を強いられる重傷事故であったにもかかわらず、「全治4週間の軽傷事故」として処理。加害者は免許取り消しを免れ、免停で終わりました。そして仙波氏はその後、異動を命ぜられたといいます。
「もちろん、まじめにやっている警察官は大勢いますが、呼気検査はこうした不正が可能なのです。デジタル式のものであれば、ある程度正確に検知結果が出せると思いますが、本来は令状を取るのに多少時間がかかっても、血液を採取してアルコールや薬物の検査すべきだと思いますね」
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