【栃木】遺体遺棄事件 仲介役容疑者「殺害方法は実行役2人と相談」

栃木県那須町で夫婦の遺体が見つかった事件で、殺人の疑いで再逮捕された仲介役の容疑者が「殺害方法は実行役2人と相談して決めた」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かりました。警視庁は、計画段階から殺害にも深く関与していたとみて調べています。先月16日、栃木県那須町で会社役員の宝島龍太郎さん（55）と妻の宝島幸子さん（56）が遺体で見つかった事件で、警視庁は、実行役に車を貸した「仲介役」とみられる平山綾拳容疑者（25）を殺人の疑いで再逮捕しました。

警視庁によりますと、ほかの容疑者らと共謀し、空き家のガレージ内で夫婦の首を絞めたりハンマーで殴ったりして殺害した疑いが持たれています。

これまでの調べで、平山容疑者は佐々木光容疑者（28）から宝島さん夫婦の殺害と遺体の処理を指示され、それを実行役2人に伝えたとみられています。

捜査関係者によりますと、平山容疑者は調べの中で「殺害方法は実行役2人と相談して決めた。首を絞めるために量販店でロープを購入しようとしたが見つからず電気コードを買った」などと供述していたということです。

夫婦が殺害されたとみられる時間帯にも、実行役と携帯電話で連絡を取り合っていたということで、警視庁は、計画段階から殺害にも深く関与していたとみていきさつを調べています。

NHK NEWS WEB 2024年5月14日 5時42分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240514/k10014448191000.html