箸の起源は約3000年前、中国の殷の時代にまでさかのぼる。殷の最後の王「紂」は象牙で作った箸を使った。「象牙の箸と玉の器を使うぜいたく」といった意味の四字熟語「象箸(ちょ)玉杯」は、これに由来する。百済の武寧王陵から箸が出土したことから、朝鮮半島でも支配層のための物だった。
今日ではぜいたくな食器という意味はなく、もっぱら使いこなすのがわずらわしい道具といった認識だ。日本と中国は割り箸を使うが、韓国では1970年代から割り箸を使うよりも、滑るため不便であったとしても耐久性に優れた金属製の箸を使うようになった。韓国人が扱う金属製の箸は、箸で魚の骨を取ることができる日本人の目にも驚異的に映るようだ。小さな煮豆やくだけた豆腐はもちろんのこと、滑りやすいウズラの卵からナマコに至るまで、箸を使って取れない物がない。箸でキムチを裂き、ゴマの葉を取ってスプーンにのせるのを見た日本人観光客が、記念品として韓国の金属製の箸を買っていく。
(以下ソースにて)
朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2024/05/12 11:15
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/05/07/2024050780165.html
引用元: ・【朝鮮日報/萬物相】日本人観光客が、記念品として韓国の金属製のそれを買っていく。「認知症予防」に効く箸[5/12] [窓際被告★]
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