●他人の視点が想像できない
昔から服装というものに気を遣うことができない。いつも黒とか紺色の適当なものを着たり、同じ服を何日も着続けたりしてしまう。
世間の人たちがなぜ服に気を遣えるのかがわからない。だって、服って自分から見えないじゃないですか。
一人称視点のゲームというのが最近多い。画面には主人公から見える視界がそのまま映っていて、自分の体で見えるのは武器を持った手くらい、というやつだ。
こういうタイプのゲームだと、自分の服装を変更しても、画面には全く反映されないので面白くない。そして現実だってこの一人称視点のゲームと同じだと思うのだ。鏡という便利アイテムを使えば自分の姿を確認できるのは知ってるけど、別に自分の見た目がそこまで好きなわけでもないのでわざわざ鏡を見るモチベーションがわかない……。
多分これは自分の性格に何かが欠けているせいなのだろう。おそらく他の人はもっと自然に他人ビューを自分の中に取り込んでいる。だから自然に見た目に気を遣える。僕は他人の視点というのがうまく想像できない。他人なんて全部人工知能で自分以外の人間は幻なんじゃないかとときどき思ったりする。
自分を見る他人というのがうまく実感できないから、僕はいい歳して定職につかずシェアハウスに住んでふらふら暮らすという社会的にはそんなに褒められたものではない生活を平然といつまでも続けていられるのだろう。他人の視点の欠如、それは社会性の欠如だ。社会性がないから僕は適当な服ばかりを着続けてしまうし、寝癖で髪の毛が爆発したままで外に出かけてしまうのだ。
ただ、見た目には気を遣わない自分だけど、服ですごくこだわるところはある。それは手触りだ。
僕は硬い服や窮屈な服やざらざらした服がとにかく嫌いだ。服は全部柔らかくてなめらかでふわふわしたものであるべきだと思う。
それと、体を締め付けるアイテムも極度に苦手だ。僕は昔から肩こりがひどいのだけど、締め付けられている部分があるだけで体のこりがひどくなるような気がするのだ。
腕に当たっている部分が気になってイライラするので腕時計を付けることもできない。指輪やネックレスも一切ダメ。ベルトも紐のある靴も嫌い。ネクタイは全て滅びてほしいと思っている。あんな意味のない布を首からぶら下げて何が楽しいんだ。
続きは幻冬舎plus 2024/05/07
https://www.gentosha.jp/article/18429/
引用元: ・【コラム】「他人の視点が想像出来ない」この世は硬いものだらけ…日本一有名なニート、phaさん服を“手触り”だけで選ぶ [おっさん友の会★]
めっちゃ他人の視線を欲してるように見えるが
ジョブスは全く同じ服を50着以上持っていてそれを毎日着替えていた
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