このマルチツールを製造するビクトリノックスのカール・エルゼナー最高経営責任者(CEO)は6日、スイス紙ブリックに対し、世界中の武器に関する規制強化に対応していることを明らかにした。通常のハサミやコルク栓抜きの機能に加え、サイクリスト向けのツールやその他の機能を追加する予定だという。
エルゼナー氏は英国やアジア諸国でナイフの携帯を職務関連やアウトドア活動だけに制限している法律があることを引き合いに出しながら、「市場によっては、刃物は凶器というイメージがある」と述べた。
昨年、大阪でビクトリノックスのナイフをポケットに入れた男性が、危険物を携帯したとして罰金を科せられたと、スイスインフォが昨年12月に報じた。スイスでは、2016年に武器条例の小幅の改正案が提出され、国会議員が「有名なスイス・アーミー・ナイフは禁止されるのか」と問いかけた。
ビクトリノックスの広報担当者はブルームバーグ・ニュースに対し、ブリック紙の報道を確認した上で、「さまざまな国でのナイフの規制強化は、ビクトリノックスにとって大きな課題だ」と述べた。
ビクトリノックスのポケットナイフは、第二次世界大戦後に米兵が持ち帰ったことで有名になった。同社は1897年からスイスで生産しており、スイス軍や米航空宇宙局(NASA)に製品を供給している。
Bloomberg
2024年5月6日 23:24 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-06/SD2E2DDWLU6800
引用元: ・刃のないスイス・アーミー・ナイフを発売へ、武器規制強化の影響で [香味焙煎★]
一時期単に便利だという理由で持ち歩いてて職質を喰らったらアウトだった
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