福岡県内の大学に通う学生が、裁判員裁判に参加した結果、テストを受けられなかったケースも確認された。学生らは裁判員裁判に参加しやすい環境づくりの整備を求めている。(水木智、大森祐輔)
「授業やテストは休みたくなかったが、誰にでもできる経験ではないため裁判員を辞退しなかった」。
昨年、福岡地裁で行われた刑事裁判で裁判員を務めた福岡県内の大学4年の男子学生(21)は振り返る。裁判員に選ばれた後、裁判所から公判日程が記された資料が送られてきた。
中間テストと重なっていたため、大学の担当課に裁判員に選ばれたことを伝え、追試験などがないかを尋ねると、職員から「教授と直接話してください」と言われた。
担当教授に相談すると、「どう対応していいかわからない。確認する」と告げられた。
その後、教授からは特段の説明がなく、中間テストを受けずに裁判に参加。
学生は「被告を目の当たりにして検察官、弁護士の主張に耳を傾け、裁判官と話すことで、犯罪や法律が身近にあることを学べた」と参加した意義を語る。
一方、教授からは「別の課題を用意する」と言われたが、課題が出されることはなかった。
期末テストに注力し、単位は取ることはできた。しかし、釈然としない思いを今も抱える。
「追試などの代替措置を設けてくれればよかったのに。こうしたことが繰り返されれば、大学生の参加は進まないと思う」と話した。
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引用元: ・【裁判員制度】「学生裁判員」目立つ大学の配慮不足、出欠や試験で規則定めず…テスト諦めるケースも
それこそ大学の試験があると言えば辞退できる
裁判員制度なんて止めれば良い
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