日銀の統計に基づいた市場関係者の推計で分かったもので、実際に介入していた場合、1日当たりの円買い介入の金額として過去最大だった2022年10月21日の約5兆6千億円に迫る。
日銀は30日、金融機関が日銀内に開設している当座預金の増減要因を発表した。5月1日の残高が、為替介入を含む「財政等要因」で7兆5600億円減るとの見通しが判明。当初の市場予想は2兆500億~2兆3千億円の減少だったため、差額が介入による要因とみられている。
森永氏は「(為替介入の)正式発表は5月下旬なんですけど、日銀の当座預金というのが発表になって、これは日銀の普段使い。これが5兆円減っていた。日銀が例えば競輪やったとか競馬やったとかってなれば、いきなりお金が出ていくことはあり得る。ヤバいスポーツギャンブルとか、やったりしなければ減らないわけですよ。5兆円減ったっていうのは(為替介入の)、ほかに使い道は考えられないので、5兆円分やっただろうって」と説明。
そのうえで「なぜかメディアが一切報じないのは、5兆円分売り飛ばしたわけですよ。これの仕込みがたぶん7掛けか6掛けくらいなんです。もともと日銀がドルを仕入れたのが」と言い、「だから3割、4割の儲(もう)けが出ている。ざっくり計算すると1日で2兆円くらいボロ儲けしたわけです。これを誰も言わない。でも大人1億人だとすると1人2万円ですよ、夫婦で4万円。還元しろよぉ!」と力を込めた。
ここで、パーソナリティーのフリーアナウンサー・垣花正が「そういうおじさんが出てくるから言わないんです」とツッコむと、森永氏は「たぶんそうだと思うんですけど、物価もまた上がり始めちゃってて国民生活は苦しいわけですよ。来月から支払う電気代もバンバン上がるし、オリーブオイルなんて3割も上がる。そういう中でバラまけよ!」と強調した。
また、垣花の「この2兆円儲かったことをおじさんはバラまけよっていうけれど、それを分かった上で言わない人たちはバラまけないから言わないんですか?」に、森永氏は「バラまきたくないから。(数量政策学者の)高橋洋一さんは埋蔵金って呼んでいて、外国為替特別会計というところに隠してあるわけです。これは決算が出るまで、いくら隠してあるか分かんない。増えているんだけど、その残高を公表しないから、まだ分からない。含みも含めたら何十兆円。それを出せよって私は思う。財務省がいけないんです、出す気がない。渋ちん、ドケチ。お金があるってバレると増税ができなくなっちゃうからだと思うんですけれども」と推察していた。
現時点で、政府は介入の有無を明らかにしていない。財務省は4月26日から5月29日までの介入総額を5月31日に公表し、介入の有無や金額はこの段階で確定する。ただ当座預金の残高が1日でこれほど大規模に動くケースは少なく、市場では4月29日に非公表の「覆面介入」があったとの見方が一段と濃厚になった。財務省の神田真人財務官は30日午前、記者団の取材に「介入の有無を申し上げることはない」とした上で「過度な相場変動が投機によって発生してしまうと国民生活に悪影響を与える」と指摘。岸田文雄首相も官邸で記者団に「為替相場の介入についてのコメントは差し控える」と述べた。
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/05/01/kiji/20240501s00041000200000c.html
引用元: ・森永卓郎氏 日銀、5兆円超の為替介入の可能性で私見「日銀は1日で2兆円くらい儲けた…還元しろよぉ!」 [ネギうどん★]
貨幣が増えるほど金の価値は下がるわけで
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