「お前はもう死んでいる」や「海賊王に俺はなる」など、名作といわれるマンガには、忘れられない名セリフが散りばめられています。今回は、人気マンガに登場した「日常生活で使ってみたくなるセリフ」について振り返ります。作品は読んでいないのに、コマと一緒に「このセリフ知ってる!」となる方も多いのではないでしょうか。
『シグルイ』(原作:南條範夫 作画:山口貴由)に登場する、牛股権左衛門の「もう少しこう何というか 手心というか…」というセリフのコマは、SNSでもよく見かける場面です。同作は「月刊チャンピオンRED」にて、2003年から2010年に連載された時代劇マンガで、当時カルト的な人気を博しました。
上記のセリフは試合稽古中、弟子に対して容赦なく剣をふるう主人公の藤木源之助に牛股が言い放った言葉で、「もう少し手加減したほうがいいのでは」という状況で使いやすいセリフです。
ネット上では、正論や皮肉を言ってきた人に対して、言われた本人や第三者が原作の画像を切り取って引用するなど、幅広く活用されています。また、最近の春らしからぬ気温の高さに、天気予報の画像付きで「もう少しこう何というか 手心というか…」と投稿されているケースもありました。
自分のミスを相手に詰められて、「これ以上は勘弁してほしい」と思った時に使うといいかもしれません。ちなみに、牛股のセリフに対する藤木の「痛くなければ覚えませぬ」という返答も有名です。
大人気マンガ『鬼滅の刃』(作:吾峠呼世晴)に登場する鱗滝左近次が、主人公の竈門炭治郎に対して言った「判断が遅い」というセリフも、短くて使いやすく、さまざまな場面で見かけます。
物語の序盤、鬼殺隊の育手である鱗滝は鬼化した妹の禰豆子と行動をともにする炭治郎に、「妹が人を喰ったとき、お前はどうする」と問います。しかし、炭治郎は困惑し、なにも答えることができません。
そんな姿を見た左鱗滝は、炭治郎にビンタし「判断が遅い」と言うのです。さらに彼は、炭治郎に鬼化した妹と行動することの厳しさを教えます。そして、自分の弱さを鱗滝に突かれた炭治郎は鬼殺隊になるため、彼の元で厳しい修行をするのでした。
このセリフは、SNSでプロ野球中継の選手交代のタイミングや、政府の政策決定に対してなど、さまざまな場面で多用されています。なかには、投資関連の話題で「判断が遅い」と投稿している例もあり、日常生活でもかなり汎用性の高いセリフといえるでしょう。知らなくてもうっかり言ってしまいそうなセリフですが、見ると鱗滝の天狗のお面が浮かんでしまいます。
引用元: ・【漫画】人気マンガの「汎用性高すぎ」な名言4選「こういうのでいいんだよ」「判断が遅い」「だがそれがいい」 [ネギうどん★]
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