2024/04/22 Xにて「お風呂掃除中に『混ぜるな危険』で死にかけた」というポストが話題となりました。その内容は、洗剤を混ぜなければ良いのは認識していたものの
「混ぜなければ良いか」とバスタブを泡掃除した後にクエン酸で窓を掃除、排水溝で2つが混ざったことで塩素ガスが発生してしまったというもの。投稿主は「そこから素敵な音楽と動物たちの楽しいひととき」
だったと朦朧とする様子を表現していましたが、塩素ガスの発生は死亡事故にも繋がる危険性もあり「死にかけた」というのは決して大袈裟な表現ではありません。
漂白剤や洗剤には裏面に「混ぜるな危険」と書かれている表示があり、特に塩素系の洗剤と酸性系の洗剤は混ざることで有毒ガスを発生させてしまいます。
多くの人が「混ぜて使うと危険である」という認識は持っているのかもしれませんが、気をつけないといけないのが想定外のケースです。
洗濯研究家の平島利恵さんによると、「排水溝内で2種類の洗剤が混ざってしまうケースはよく聞きます」とした上で、特に塩素系の洗剤は「レモンや酢、クエン酸と混ざっても有毒ガスは発するので、思わぬ事故が起きてしまうこともあります」とのこと。
よくあるのが、「カビ取りのために塩素系洗剤をふきかけていたことを忘れてしまい、別の洗剤で掃除を始めてしまった」「充分に塩素系洗剤が洗い流されていなかった」というケース。
また、「暑い日にレモンをかじりながらカビ取り掃除をしていたところ、口の中で有毒ガスが発生してしまった」というケースもあったそう。
レモンをかじりながら掃除……というシチュエーションはなかなかないでしょうが、キッチンの排水溝にレモンやグレープフルーツ・梅干しなどが残ったまま塩素系洗剤を流してしまうなどはよくあるそうで、塩素系洗剤の使用の際には思わぬ事故があることを充分に考慮し作業をする必要があることがわかります。
引用元: ・レモンかじって風呂掃除 ←“死にかけた” なぜ? 洗剤の「混ぜるな危険」は意外なケースで事故にも
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