【岐阜】中学校教諭、知人宅からゲーム機やストーブなど盗む「売ればお金になると思った」

　岐阜県教育委員会は１９日、知人宅から複数回にわたって金品を盗んだとして高山市立中学校の男性教諭（３２）を懲戒免職処分にしたと発表した。車で事故を起こし救護措置をとらなかったとして岐阜市立小学校の男性教諭（２８）も停職３か月の懲戒処分にした。いずれも処分は１８日付。　発表によると、中学校の教諭は２０２２年７月～２３年１１月、知人の男性宅から少なくとも８回にわたり、家庭用ゲーム機３台、ゲームソフト１１本、靴３足、ストーブ、トースター各１台など計２６点（１１万５０００円相当）を盗み、２３年８月には現金１２万５０００円も盗んだ。

「売ればお金になると思って盗んだ。遊興費や交際費にお金を使った」と話し、盗んだ時はいずれも知人が不在で無施錠だったという。教諭が県警に申告して高山署に書類送検され、３月８日付で岐阜地検高山支部が住居侵入罪、窃盗罪で不起訴とした。

小学校の男性教諭は２３年１０月６日午前７時４５分頃、岐阜市長良福光の交差点で乗用車を運転し、横断歩道を渡っていた自転車の女子高校生をはね、左手に軽傷を負わせた。当日は小学校の終業式で「出かけるのが遅れ急いでいた。自転車に当たって焦ってしまった」と認めている。岐阜北署に書類送検され、３月１８日付で岐阜地検が自動車運転死傷行為処罰法違反（過失運転致傷）と道路交通法違反（ひき逃げ）で不起訴にした。

県教委教育管理課の嶋崎敏幸課長は「県民の皆様の信頼を裏切り、深くおわびする」と陳謝した。

読売新聞オンライン
2024/04/20 15:51
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240420-OYT1T50038/