名古屋市が市電を廃止したのは74年3月。同校によると、車両は1カ月後、校区に住む個人から学校に寄贈された。かつては児童らが車内に入ることもできたが、床が老朽化して危険な状態となったため、最近は禁じているという。
その上、教職員の増加で駐車場を広げる必要が生じ、学校は長年、市教委に車両の撤去を求めてきた。このため市教委は、行政機関が不用品などを売却する「KSI官公庁オークション」への出品を決め、4月4日にオークションサイトに掲載した。予定価格は破格の「1円」。市教委担当者は「車両を欲しい方に譲渡できればと考えた」と説明する。
ところが8日になって事態が一変。サイトの質問欄に外部から「車両に石綿(アスベスト)が使われていれば譲渡できないのではないか」などと問い合わせがあった。石綿を吸い込んだ場合、潜伏期間を経て治療が難しい中皮腫や肺がんなどを発症する恐れがある。
市教委が調べると、2013年に厚生労働省が一定以上の石綿を含む鉄道車両について「譲渡または提供を禁止する」旨の通知を出していたことが分かった。厚労省によると、古い鉄道車両の塗料には石綿が使われていることがあり、06年以降、労働安全衛生法に基づき規制しているという。
市教委が車両メーカーに確認したところ、「含有の可能性はある」と回答を得たため、法律に抵触する恐れがあるとして出品を取り下げた。
厚労省担当者は取材に「譲渡が禁じられているため、所有者が持ち続けるか処分するしかない」と指摘する。一方で、現状のまま展示することについては「好ましくはないが、従前からその場にある車両の場合、法律上問題はない」という。
市教委は、この車両の石綿の有無を調査していない。児童の健康への懸念について担当者は「石綿が含有されていたとしても、安定していれば飛散しないので一般的に問題ないとされている」と説明する。
半世紀にわたって児童らを見守ってきた車両だが、譲渡できなければもはや頭痛の種。担当者は「車両の移動や処分にはコストもかかるので今のところはそのままにするしかない。無くすことができれば学校の敷地として有効活用できるのに」と肩を落とした。
毎日新聞 2024/4/17 17:53(最終更新 4/17 18:39)
https://mainichi.jp/articles/20240417/k00/00m/040/183000c
引用元: ・名古屋市電をオークション出品したが……5日で取り下げ 一体何が? [蚤の市★]
山上みたいなんやりまくってくれるんかと思った
(全文はソースにて解散や。
雨でもない
定期的には厳しくない正当化するなら饅頭も叩かれるよ
コメント