再発防止のため、全国各地の学校では献立から外す動きがみられ、生産者は打撃を受けている。「食べさせないことが適切とは思えない」「食育で解決できるのでは」という声があ一方で、「小1にウズラの卵提供はNG」と語る専門家も。『ABEMA Prime』では専門家?生産者とともに、学校給食のこれからを考えた。
死亡事故が起きた福岡県みやま市では事故後、ウズラの卵の提供を中止し、今後の再開も未定としている。ミニトマトや白玉など同形状のものも検討され、県内の学校長に対し「しっかり噛むよう指導を」との通達も出された。
NPO法人「Safe Kids Japan」理事長で、小児科医の山中龍宏氏は、嚥下(えんげ)能力なども成長途中の「ゆっくり食べる」「よく噛んで」で防げる事故ではなく、小学校1年生にうずらの卵(丸々)の提供は危険で提供すべきでないと提言する。
窒息の危険性は「食べる行為全体にある」とした上で、「今回の事故では、ウズラの卵がノドの奥にはまり、空気の通り道を完全にふさいだ。かみ切らず、勢いよく吸い込んだために、そのままの形ではまり込んだ。この年齢層は、生え変わりの時期で前歯がないために、かみ切れない状況があり、こうした事故が起こり続けている」。
日本小児科学会は、危険な食品の例として、ウズラの卵に加えて、ブドウやミニトマト、こんにゃく、白玉団子など「丸くてつるっとしているもの」を挙げている。その他、餅やごはん、パン類など「粘着性が高く、唾液を吸収して飲み込みづらいもの」、リンゴやイカなど「固くてかみ切りにくいもの」についても注意喚起している。
山中氏は「就学前の子どもにはガイドラインが出ているが、小学校に上がってからは現状、ガイドラインがない」と説明する。「年長と小学校1年生は、ほとんど同じ年齢層。1年生、2年生ぐらいまでは、期間を延長して考えるべき」。
その上で「学校給食だけでなく、一般家庭も同じ」とし、「9歳ぐらいまではカットした方が安全性は高まる。口の中にいったん入ったら、我々はコントロールできない。口内のメカニズムを理解して、食べている様子を見ながら、切るか判断すべきだ」と述べた。
ウズラの卵を敬遠する動きは、各地の小学校に広がっている。福岡県北九州市では事故後、今年度中の提供を全学年で中止し、来年度も「1%のリスクを防ぐため」として未定だ。
ウズラの卵を生産する「浜名湖ファーム」も影響を受けている。同社は、地元?静岡県湖西市の小中学校に直接水煮を提供(約2割)するほか、県内の給食用に卸業者にも提供している。しかし湖西市は、小学校で提供中止、中学校では継続としたことから、収入は1割減に。代替販路がすぐにあるわけではなく廃棄され、生産調整のためウズラの殺処分も必要になるかもしれない状況だ。(抜粋)
https://news.livedoor.com/lite/article_detail/26185796/?__from=ln_am
引用元: ・【社会】うずらの卵、児童死亡でピンチ…他にも「ミニトマト、白玉団子、個装チーズ」など危険物たくさん
なんでわざわざ使うかなw
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