【大分】客席のコールは念仏　地域密着型仏教系アイドル「ナムナムガールズ」ラストアルバムで活動終了

浄土真宗の開祖、親鸞の教えを教育の基本理念とする東九州龍谷高（大分県中津市）の女子生徒たちでつくる音楽ユニット「ナムナムガールズ」が、3月末で活動を終了する。2015年4月の誕生以来、プロのアイドルグループのような歌と踊りを披露しながら、仏教の理念を広める活動に励んできたが、コロナ禍の影響で公演の機会が減ったことなどから同校側が判断した。同ユニットが活動を開始したのは、AKB48などが活躍する「アイドル戦国時代」のさなか。ファーストシングル「夏の終わりのナムナムタイム」は、恋愛ソング風の歌詞の中に浄土真宗で唱えられる念仏「ナモアミダブツ」が繰り返し織り込まれ、メンバーは阿弥陀如来をイメージしたダンスに乗せて歌った。
「仏教×女子高校生×アイドル」というコンセプトで、唯一無二の「仏教系アイドル」として個性重視の時流にも乗り、すぐに注目を集めた。

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