イラン シリアにある大使館がイスラエルの攻撃受けたと非難
2024年4月2日 8時08分中東のシリアにあるイランの大使館が攻撃を受けて軍事精鋭部隊の幹部らが殺害され、イランはイスラエルによる攻撃だと非難し、何らかの報復を行う考えを示しました。一方のイスラエルは、関与を認めていません。
イランの国営メディアは1日、シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館の領事部の建物が、イスラエルによるミサイル攻撃で破壊され、軍事精鋭部隊の革命防衛隊で国外の特殊任務にあたる「コッズ部隊」の司令官の1人と副官を含む7人が殺害されたと伝えました。
イラン外務省のキャンアニ報道官は声明を出し、大使館の保護などを定めたウィーン条約に違反する行動で「最も強い言葉で非難されるべきだ」として、国際社会や国連による緊急の対応を求めたうえで、「イランには対抗措置を取る権利がある」として、何らかの報復を行う考えを示しました。
一方、イスラエル軍の報道官は1日、「外国メディアで伝えられる個別の攻撃には言及しない。戦争の目的を達成するため、対応を続ける」とコメントし、関与を認めていません。
シリア国内では去年12月からイスラエルによるとみられる攻撃でイランの革命防衛隊の隊員が相次いで殺害されていますが、在外公館が攻撃を受けるのは初めてです。
ガザ地区でイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続く中、イスラエルとハマスを支援するイランとの対立も深まっていて、今回の攻撃を受け中東の混乱がいっそう拡大することが懸念されます。
引用元: ・202X年、国籍不明のF35戦闘機、イラン大使館にミサイル攻撃 [422186189]
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